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“EmEditor”v6はプラグインで拡張可能なサイドバーやアウトライン機能を搭載v5からv6へのバージョンアップは無料の予定で、年内の正式版公開を目指す
「EmEditor Professional」は、ウィンドウのタブ切り替えやプラグインによる機能拡張などを行える多機能なテキストエディター。現在の最新バージョンは昨年12月21日に公開されたv5.00で、v5では複数のファイルを開いても単一プロセスで起動し、消費メモリ量が削減されるように改良が施された。 次期メジャーバージョンのv6で追加されるサイドバーは、本文ペイン内の左右や上下の端に複数追加表示できる。また、サイドバーの別ウィンドウ表示にも対応予定とのこと。サイドバーにはDLLで機能を追加可能で、すでに定型文を挿入するプラグインが開発済み。また、アウトライン機能もプラグインとして提供され、現在開発が進められている。これら2つのプラグインのソースやサイドバーの仕様は公開される予定とのこと。 アウトライン機能では現在、任意の行頭文字や正規表現で上下関係を指定した見出しをツリー表示し、ドラッグ&ドロップによる見出しの上下入れ替えなどを行う機能が実装されているという。今後はプログラミング言語の構文解析機能などが追加される予定。また、本文ペイン上で任意の見出しに続く本文を非表示にし、見出しだけを表示する“折りたたみ”機能については搭載を検討中とのこと。 また同氏によると、アウトライン機能はエディターの機能のなかでも、ユーザーごとに求める機能や操作性の差がとくに大きいため、同氏製のプラグインですべてのユーザーの要望に応えるのは難しいという。そこで同氏は、プラグインのソース公開により、プラグイン開発者がオリジナルのアウトライン機能を作成できるよう支援したいと語った。 ほかにも、Webブラウザーのコンポーネントを利用したHTMLのプレビュー表示や、関連する複数のファイルを一括して管理する“プロジェクト”機能など、アイデア次第でさまざまなサイドバーがプラグインで実現できるとしている。 なお、v6の開発スケジュールについて詳細は未定だが、正式版の公開時期は今年中を目指すという。また、v5の開発時は仕様が未確定の状態でalpha版を一般公開してユーザーを混乱させてしまったことをふまえ、v6は社内で十分なテストを行ったのちにbeta版を公開したいとのこと。そのため、beta版の一般公開までには時間がかかる見込み。
そのほか、「EmEditor Professional」v5からv6へのバージョンアップは無料の予定とのこと。同氏によると少なくとも今後10年間は、無料でメジャーバージョンアップできるようにしたいという。
□Emurasoft - Products - テキストエディタ - EmEditorなどのダウンロード (中村 友次郎)
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