Webページ閲覧者がクリックするとローカルPCへ通知する“呼び鈴”リンクを設置

閲覧者がWebフォームに入力したメッセージをダイアログ表示させることも可能

「PHP SERVER WebBELL」v1.2

Webページ上にはリンクやフォームを設置する

Webフォームから入力されたメッセージを通知ダイアログに表示可能

　自分が管理している任意のWebページに設置したリンクがクリックされると、ローカルPC上でダイアログ通知を行えるようにするタスクトレイ常駐ソフト「PHP SERVER WebBELL」v1.2が、3日に公開された。Windows XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework v1.1が必要なほか、WebページのサーバーはPHPへの対応が必要。

　「PHP SERVER WebBELL」は、任意のWebページ上にリンクやWebフォームを設置し、リンククリックやフォーム送信されたときにローカルPC上で通知ダイアログを表示できるようにするソフト。たとえばWebチャットのページに、チャットの管理者を呼び出すためのリンクボタンを設置できる。

　通知の仕組みは、Webサーバー上で本ソフトに同梱のPHPスクリプトを実行してIPアドレス指定したPCへ接続し、常駐している本ソフトと通信を行うというもの。そのため、通知対象となるPCでは、IPアドレスを固定したり、ルーターの設定で外部からの接続を転送するほか、本ソフトが使用するポートへの外部からの通信を許可する必要がある。

　本ソフトを利用するには、まずPHPスクリプト内で通知対象PCのIPアドレスを指定し、Webサーバーにアップロードして任意のWebページからリンクする。その後対象PC上で本ソフトを常駐させておけば、閲覧者がリンクをクリックしたときに、対象PC上で通知ダイアログが表示されるようになる。

　通知ダイアログには標準で“誰か来ました！！”というメッセージが表示される。またWebページに、入力データの送信先としてPHPスクリプトを指定したWebフォームを設置すれば、閲覧者が入力したメッセージをダイアログに表示可能。そのほか、閲覧者側には通知完了を知らせるWebページが表示されるが、このとき本ソフト側で設定した任意のメッセージを表示させることもできる。

　また、本ソフトを編集部で試用したところ、本バージョンに同梱のPHPスクリプトは11行目末尾に文法上不必要な“}”があるため、実行時にエラーが発生した。“}”を削除したところ正常に利用できる模様。

【著作権者】wind　氏
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.2（06/03/03）