NEWS （06/03/22　16:05）

「Symantec Winny Audit Tool」v1.1.1

　（株）シマンテックは22日、ローカルPCにインストールされているファイル共有ソフト「Winny」を検出するツール「Symantec Winny Audit Tool」v1.1.1を無償公開した。現在、同社のホームページからダウンロードできる。

　本ツールを実行するとローカルPC上のファイルをスキャンし、「Winny」実行ファイルの有無を調べることができる。スキャン時はファイルの内容を調査するため、「Winny」の実行ファイル名が変更されても検出可能。また、実行中の「Winny」のプロセスも検出できる。

　スキャン後は、検出した「Winny」の実行ファイル数とプロセス数をダイアログに表示可能。また、実行ファイルの保存パスやプロセス名を、本ツールと同じフォルダに作成されたテキスト形式のログファイル“WinyAudt.log”に改行区切りで記録できる。ログファイルは別途「メモ帳」などで開いて表示可能。

　そのほか、ウィンドウを一切表示せず起動と同時にスキャンを開始し、指定パスへのログファイル保存まで行える起動オプションもある。この機能を利用すれば、たとえば企業などのPC管理者がタスクスケジューラーなどを利用して、各PCの利用者に気づかれないように「Winny」使用の有無をチェック可能。

【著作権者】（株）シマンテック
【対応OS】（編集部にてWindows XPで動作確認）
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.1.1（06/03/22）

□シマンテック・ワールド・ワイド・ホームページ
http://www.symantec.com/region/jp/
□Winnyによる情報漏えいに関するシマンテックの考え（本ツールのダウンロードページ）
http://www.symantec.com/region/jp/winny/winny_tools.html

（中村 友次郎）