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NEWS (06/03/24 15:30)

ASIOドライバーやVSTプラグインに対応したフリーの多機能MTRソフト「REAPER」

音程を保ったままのテンポ変更やテンポを保ったままの音程変更も可能

「REAPER」v0.930
「REAPER」v0.930
 ASIOドライバーやVSTプラグインに対応したフリーの多機能MTRソフト「REAPER」v0.930が、22日に公開された。Windows 98/2000/XP/XP x64に対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、作者によると本ソフトはv0.99までフリーソフトとして公開されるが、v1.0からシェアウェアになるとのこと。

 「REAPER」は、プロ仕様の音楽制作ソフトなどでも一般的に使われているASIOドライバーやVSTプラグインに対応した、フリーのマルチトラックレコーダーソフト。サウンドカードのアナログ入力から、音声を最高192kHz/32ビット浮動小数点形式のWAVE形式で録音できるほか、各トラックへWAVE/MP3/Ogg VorbisファイルやMIDIファイルを読み込むことが可能。また、完成した楽曲は独自形式や、WAVE/MP3/Ogg Vorbis形式で保存できる。最大トラック数はソフトの仕様上無制限となっており、PCの性能に応じて変化する。

 画面は2ペイン構成で、起動すると上部に各トラックの波形を表示したトラックペイン、下部に各トラックのボリュームメーターなどを表示したミキサーペインが表示される。トラックペインには各トラックが縦に積み重ねて表示され、横軸で時間の経過を表す。各トラックの左側にはトラックの操作用パネルが表示され、ミキサーペインを非表示にした状態でも、ボリューム変更などの操作を実行できる。

 トラックペインでは、ドラック&ドロップで録音した波形を移動でき、テンポなどを表すグリッドへスナップすることが可能なほか、カーソル位置で波形を分割することや、波形の始端や終端をドラッグして同一トラックへ連続入力することが可能。また、折れ線グラフを使って再生時の音量やパン、エフェクトのかかり具合を自動制御できる。

 さらに、波形の端を[Alt]キーを押しながら横方向にドラッグすることで音程を保ったまま再生速度を変更する機能や、ショートカットキーで波形の再生速度を保ったまま音程を変更する機能を備える。

 そのほか、既存のトラック上に新たな音声を重ねて録音したり音声ファイルを読み込むと、自動でクロスフェードをかかるのが便利。また、複数トラックをグループ化して音量を一括変更する機能や、もとの音声を変更せずにエフェクトをかけた音声を追加するセンドエフェクト機能などを備えており、本格的なレコーディングが可能。


【著作権者】Cockos Incorporated
【対応OS】Windows 98/2000/XP/XP x64
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.930(06/03/22)

□Cockos Incorporated -- Creative. Confident. Credible. Cockos.
http://www.cockos.com/

(長谷川 正太郎)




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