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NEWS (06/03/30 15:05)

アナログシンセ風に音色を作成できる音源つき仮想鍵盤ソフト「TinySynth」

MIDI鍵盤や音源をもっていなくても気軽にアナログシンセの音作りを楽しめる

「TinySynth」v0.1
「TinySynth」v0.1
 アナログシンセ風に音色を作成できるソフトウェア音源つき仮想鍵盤ソフト「TinySynth」v0.1が、18日に公開された。Windows 2000に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XPで動作を確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

 「TinySynth」はPCのキーボードを鍵盤に見立てて演奏できるソフト。独自のソフトウェア音源を備えており、アナログシンセのようにスライドバーなどを操作して音色を作成できるのが特長で、MIDI鍵盤や音源をもっていなくても気軽にアナログシンセの音作りを楽しめる。また、音色を変化させるパラメーター名のほとんどが日本語で表示されているため、音色作りの基礎を学習するのにも利用できる。

 起動すると、音色を作成するためのスライドバーやラジオボタンが並んだアナログシンセ風のパネルが画面上部に、オルガンのように2段積みの鍵盤が画面下部に表示される。鍵盤上へ表示されたアルファベットや記号などをPCのキーボードでタイプすると、上部パネルで設定した音が出る仕組み。

 音色を作成するにはまず、音を発生させる“波形1”“波形2”項目で、基本となる単純な波形の種類をラジオボタンで選択する。“波形1”“波形2”項目は、のこぎり波や矩形波など4種類の波形を、HIGH/MID/LOWの3段階の高さで、それぞれ1波形ずつ発生させることが可能。次に、“波形1”“波形2”項目で発生させた音を、任意の周波数の音をカット・強調する“VCF”項目や、ビブラートをかける“モジュレーション”項目などで変化させよう。

 さらに、“ノイズ”項目では雑音を、“エコー”項目では残響音を音に付加することが可能。最後に、“エンベロープ”項目で音の出始めから終わりまでの音量の減衰を調節すれば、音色を決定できる。

 作成した音色は8種類まで保存でき、保存した音色は[F1]~[F8]キーで呼び出すことが可能。また、本ソフトでの演奏をリアルタイム録音し、WAVE形式で保存することもできる。


【著作権者】Akinori Shoji 氏
【対応OS】Windows 2000(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.1(06/03/18)

□blue suede software
http://www010.upp.so-net.ne.jp/suede/

(長谷川 正太郎)




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