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“Intel Mac”へWindowsを導入できる「Boot Camp」がβ公開、各種ベンチを測定Mac OS/Windowsのどちらかが起動するかを選択できる
なお、本ソフトは試用目的に限って公開されており、同社は本ソフトやWindowsの使用に関してサポートは行わない。そのほか本ソフトの機能は、今年後半から来年にかけて公開されるMac OS X 10.5に搭載される予定という。 「Boot Camp」は、Mac OS Xを保持したまま、Intel MacへWindowsをインストールできるソフト。Mac OS上のエミュレートではなく、デュアルブートによって直接Windowsを動作させることが可能。Mac OS/Windowsのどちらかが標準で起動するかを、どちらのOSからでもあらかじめ設定できる。また、[Option/Alt]キーを押しながらIntel Macの電源を入れれば、その場で起動OSを選択可能。 使い方は、まずMac OSのバージョンを最新の10.4.6に、本体のファームウェアを米Apple社サイトから入手できる4月5日版に更新したのち、本ソフトをインストールする。次に、本ソフトからWindows用のドライバーCDとWindowsインストール用パーティションを作成し、WindowsのインストールCDを使ってインストールを開始。Windowsのインストールが完了したら、先ほど作成したドライバーCDより、各種ドライバーの導入を行えばよい。Windowsが不要になった場合は、本ソフトからWindows用パーティションを削除可能。 また、Windowsのインストール時に、Windows用パーティションをNTFSでフォーマットすると、Mac OSからWindows側のファイルを読むことはできるが、書くことはできなくなってしまう。FAT32でフォーマットすれば、Mac OSからファイルを読み書き可能。一方、フォーマットするファイルシステムにかかわらず、WindowsからMac OS側のファイルは読み書きできない。そのほか、“iSightカメラ”や“Apple USBモデム”などの一部機器は、現在Windowsで動作しないので注意。 Intel Macは、小型デスクトップPC“Mac mini”、液晶一体型デスクトップPC“iMac”、ノートPC“MacBook Pro”の3機種が、現在販売されている。 編集部にて“Mac mini”1.66GHzモデルでWindows用ベンチマークを動作させたところ、「スーパーπ」v1.1の104万桁を計算したところで2分40秒かかり、「HDBENCH」v3.30の“ALL”でスコアは50922、「CrystalMark 2004」v0.9.117.295の“ALL”で52981だった。そのほか3Dベンチマークの「3DMark06」では、Shader Model 3.0などの項目が測定できず、標準設定で172となった。
□Apple - Boot Camp (石川 敬峰)
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