フィッシング対策が施されRSS登録も簡単な「Firefox 用 Google ツールバー」v2

詐欺の可能性が高いWebサイトを開くと警告メッセージがバルーン形式で表示

「Firefox 用 Google ツールバー」v2.0.20060404

RSSフィードの登録を支援するボタンが追加

　米Google Inc.は5日（現地時間）、「Firefox」上で同社のWeb検索や翻訳などのサービスを利用できるツールバー「Firefox 用 Google ツールバー」のv2.0.20060404 日本語版を公開した。Windows 2000/XP上の「Firefox」v1.0以降に対応するフリーソフトで、現在同社のホームページからダウンロードできる。

　「Firefox 用 Google ツールバー」は、「Firefox」のツールバーにWeb検索サービス“Google”の検索キーワード入力欄を追加するソフト。検索キーワードのWebページ上でのハイライト表示や、マウスオーバーした英単語の和訳などが行える。

　v2の主な変更点は、同社が単独公開していたフィッシング詐欺対策用の拡張機能「Google Safe Browsing」が、本ツールバーに統合されたこと。不正にユーザーの個人情報を要求していると思われるWebサイトを開くとページが真っ暗になり、「Firefox」上に警告メッセージがバルーン形式で表示される。

　また、各種RSSリーダーへのRSSフィードの登録を支援するボタンが追加された。GoogleトップページをカスタマイズできるWebサービス“パーソナライズドホームページ”や、Webサービス型のRSSリーダー“Bloglines”、「Firefox」の“ライブブックマーク”など6つのなかから使いたいRSSリーダーの種類をあらかじめ選んでおけば、Webページ閲覧中にボタンを押すだけで、そのページのRSSフィードを指定RSSリーダーへ追加できる。

　ボタンや検索欄のレイアウト変更も手軽に行える。設定画面のラジオボタンでレイアウトのタイプを選ぶだけで、「Firefox」の検索欄を本ツールバーのものに置き換えたり、検索欄を置き換えたうえにツールバーを非表示にすることも可能だ。そのほか、メールアドレスのリンクをクリックすると、自動的にWebメールサービス“Gmail”が起動するように設定可能となった。

【著作権者】Google Inc.
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.0.20060404（06/04/05）