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MS-IMEの再変換エンジンを利用して“青空文庫”形式のルビ入力を支援「Arisu」任意のテキストエディター上からホットキーで入力ダイアログを呼び出せる
“青空文庫”で配布されている文学作品などのテキストには、“青空《あおぞら》”といった具合に読みがなが括弧書きされており、この形式で書かれた読みがなは、対応するソフト上でルビとして表示できる。「Arisu」は、この青空文庫形式でのルビ入力を支援するソフト。任意のテキストエディター上で選択した漢字の読みがなを、MS-IMEの再変換エンジンを利用して自動取得し、ルビをテキストに挿入できる。 本ソフトでルビを入力するには、まず使用するテキストエディターをタイトルバー文字列の部分一致で指定し、ルビ入力用のホットキーを登録する。その後テキストエディター上で漢字を範囲選択してホットキーを押すと、“ルビ文字列入力”ダイアログが現れる。 ダイアログには、選択文字列をもとに本ソフトが自動取得した読みがなが表示されるので、内容を確認し、間違っている場合はドロップダウンリスト内の他候補から正しい読みがなを選択したり、直接入力しよう。読みがなが確定したら[OK]ボタンを押せば、漢字のあとに青空文庫形式でルビが挿入される。 一度入力したルビと漢字の対応は、別途表示される本ソフトのリストウィンドウに登録され、次に同じ漢字を選択してホットキーを押すと、“ルビ文字列入力”ダイアログを表示せず即座にルビ入力が可能。また、“一”を“いち”と“はじめ”の両方の読みで使うなど毎回ダイアログを表示したい場合は、リストウィンドウ上で登録項目をダブルクリックしてダイアログを再表示し、“毎回入力する”チェックをONにすればよい。
また、“真っ赤”といった漢字とかなが混じった単語にも対応しており、この場合“真《ま》っ赤《か》”というふうに各漢字の後ろにルビが挿入される。そのほかリストの登録内容は本ソフト終了時に自動保存されるが、名前をつけてファイルに保存したり読み込むことも可能。たとえばある作品のルビを入力して“鍛えた”登録データを、同作家の別作品の担当者に配布するといった形で作業の効率化が可能だ。
【著作権者】三水 氏
□Arisu(Windows95/98/Me/文書作成) (中村 友次郎)
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