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ディテールを保ちつつデジカメ画像のノイズを低減できる「Neat Image」高感度で撮影したデジカメ写真のノイズを減らしたいときなどに便利
「Neat Image」は、独自の画像処理により、細かなディテールを比較的保ちつつデジカメ画像のノイズを低減できるソフト。「Photoshop」や「Paint Shop Pro」などのフィルタープラグインとしても利用可能。高感度で撮影したデジカメ写真のノイズを減らしたいときや、人物の肌を滑らかに見せたいときなどに便利。 画面はタブ切り替え型で、4つあるタブの左端から順にたどっていけば、ノイズの除去を行える。手順は、まず左端のタブを選んでノイズを除去したい画像を開く。次のタブで[Auto Profile]ボタンを押すと、画像内にある壁や空などのノイズが目立ちやすい部分を本ソフトが自動で矩形選択し、ノイズの傾向を自動分析する。 手動選択した範囲のノイズを分析することもでき、手動で分析を繰り返すほど、ノイズ除去の精度は高まる仕組み。そして3番目のタブでは、ノイズ除去後の画像を一部だけプレビュー可能。必要ならば、スライダーでノイズ除去の度合いなどを調整しよう。最後のタブで[Apply]ボタンを押せば、ノイズの除去を実行する。あとは、任意の場所にファイルを保存すれば作業完了だ。 ノイズの分析結果はプロファイルとして保存でき、同じデバイスで撮影した画像からノイズを除去する際に再利用可能。また作者のホームページでは、デジカメ・スキャナー用プロファイルがメーカー別に多数公開されているので、こちらを入手して利用するのもよいだろう。 なおDemo editionの試用制限は、ノイズを除去したい画像をドラッグ&ドロップで読み込めないことや、ノイズを低減するバッチ処理が画像2枚までに限られること。また、JPEG画像のExif情報を保持できない。そのほかプラグインとしての動作時に、画像の左上隅から縦横1,024ピクセル以内の部分のみノイズを除去できる。 有料版はダウンロード販売されており、機能の違いによりHome/Home+/Pro/Pro+の4種類に分かれている。最も安価な29.9米ドルのHome editionは、50枚までの画像をバッチ処理できるが、プラグインとしては動作しない。最上位で74.9米ドルのPro+ editionは、バッチ処理可能な枚数が無制限で、「Photoshop」の“アクション”機能に本ソフトのプラグインを組み込み可能。
□Neat Image - best noise reduction for digital cameras and scanners (石川 敬峰)
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