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「Firefox」v2.0のBeta 1 日本語版が公開、タブの使い勝手が大幅に向上閉じたタブを復元する機能や、強制終了後の次回起動でタブを復旧する機能を搭載
タブの使い勝手が大幅に向上現行バージョンの最新版であるv1.5.0.4からの主な変更点は、複数Webページの表示を切り替えるタブの使い勝手が向上したこと。タブバーの右クリックメニューから閉じたタブの復元が可能になり、復元操作を1回行うたびに、最近閉じた順で1つずつタブが復元される。また、[移動]メニューから名称変更された[履歴]メニューには[最近閉じたタブ]項目が追加され、サブメニューから任意のページタイトルを選択してタブを復元することが可能。さらに、タブを閉じるボタンがタブバーの右端ではなく各タブ上に表示されるようになった。タブの数が増えて各タブの横幅が狭くなった場合は、アクティブなタブにのみボタンが表示される。そのほか、多くのタブを開いてタブが1画面に収まらなくなったときに、タブバーを左右にスクロールしてすべてのタブを表示可能になった。
Web検索バーが使いやすくなり、フィッシング詐欺対策機能も搭載Web検索に関する機能にもさまざまな変更点がみられる。検索バーによるWeb検索機能では、検索エンジンを切り替えるメニューの表示順を入れ替えたり、不要な検索エンジンを削除できる管理画面が追加された。また、ページ内選択文字列をWeb検索する場合は、検索バーで選択中の検索エンジンが利用されるよう仕様が変更された。そのほか検索バーへ、マウスクリックで検索を実行できる虫眼鏡型のボタンが追加されるなど、使い勝手の改善が施されている。
さらに、検索バーで検索エンジンに“Google”を選択した場合は、検索キーワードの一部を入力すると、Googleが選定したキーワード候補をプルダウンメニューで表示する“Googleサジェスト”機能を利用できるようになった。 また、これまで米Google Inc.製の拡張機能「Firefox 用 Google ツールバー」に搭載されていたフィッシング詐欺対策機能が標準搭載された。フィッシング詐欺サイトの恐れがあるページを開くとページが真っ暗になり、警告メッセージがバルーン表示される。フィッシング詐欺サイトの判定方法は、本ソフト内蔵リストとの照合か、Googleのサーバーへの問い合わせから選択可能。
またRSSの登録前に、ページ上でRSSの配信内容をプレビューする機能も追加されたが、編集部で試用したところプレビュー時にエラーが発生し、RSSの登録ができないことを確認した。標準ではプレビューを行う設定になっており、[購読オプション]設定画面でプレビューをオフにするとRSSの登録ができるようになる。
【07/14 20:30追記】
現行バージョンとの併用は可能だが、プロファイルの共用には注意が必要本ベータ版は標準で以前のバージョンと異なるフォルダにインストールされ、使い分けることが可能だが同時起動はできない。また、標準では現行バージョンとプロファイルが共用されるが、v2.0に対応していない拡張機能はv2.0の起動時に無効化されるので、ベータ版の評価用に別プロファイルを作成することをお勧めする。
【著作権者】Mozilla Corporation
□Mozilla Developer News >> Blog Archive >> Firefox 2 Beta 1 milestone released(“Mozilla Developer Center”のリリース告知記事) (中村 友次郎)
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