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NEWS (06/07/14 14:35)

星座のイラストを星明かりに重ねて表示できる3Dプラネタリウム「Stellarium」

中国やエジプト、ポリネシアの星座を表示することも可能

「Stellarium」v0.8.1
「Stellarium」v0.8.1
 星座線や星座のイラストを星明かりに重ねて表示できる3Dプラネタリウムソフト「Stellarium」v0.8.1が、6月26日に公開された。Windows 95/98/NT/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「Stellarium」は、地球上の任意の場所・時刻の空を、OpenGLで滑らかに3D描画できるプラネタリウムソフト。天球上に、星明かりや星の名前、星雲、星座線を表示できるほか、ペガサスや白鳥といった主要な星座のイラストを、星明かりに重ねて半透明表示できるのが特長。

 観測点は、設定画面上の世界地図より指定する。起動時に現在の時刻をPC内蔵時計から取得し、観測点から見た風景をリアルタイムに表示する。オレンジ色に染まった早夕の空、太陽がぎらつく昼の青空、星の瞬きを際だたせる漆黒の夜空など、時間の経過に応じて空の様子が変化し、見る者を飽きさせない。プラネタリウム内の年月日や時刻は任意に変えられ、さらに時間の進み方を何倍にも早めることが可能だ。

 マウスの左ドラッグで視点を動かせ、マウスホイールの回転で表示の拡大・縮小が行える。また、左クリックで天球上の任意の1点を指定後にホイールクリックすれば、任意の天体を画面中央に表示し、天体の運行に合わせて自動で視点移動させることも可能。太陽系内の天体には拡大画像が用意されているので、画面中央へセット後にホイールを回せば、ケシ粒大の光がどんどん大きくなっていき、やがてくっきりした惑星の姿を眺められて面白い。

 プラネタリウムの地表部分には、穏やかな草原の様子が描かれる。設定により、林や森、雪原、あるいは月面の風景に変更できる。そのほか星座のタイプを、ギリシア神話に基づく西洋版から、中国やエジプト、ポリネシア版に切り替えることも可能。

 なお、本ソフトで文字化けが発生している場合、画面左下のツールバーでスパナ型のボタンを押し、まず設定画面を開く。次に、設定画面左端のタブをクリックし、横に2つ並んだ言語設定メニューでいずれも“en”を選択すれば、化けた文字が英語で表示されるようになる。


時間の経過に合わせ空の色も刻々と変化する   マウスホイールの回転で表示を拡大・縮小できる
時間の経過に合わせ空の色も刻々と変化する   マウスホイールの回転で表示を拡大・縮小できる


【著作権者】Fabien Chereau 氏
【対応OS】Windows 95/98/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.8.1(06/06/26)

□Stellarium
http://www.stellarium.org/

(石川 敬峰)




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