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【第272回】
RPG風タイピングゲーム「タイプショック」“特殊効果”を駆使しながら、素早く正確にタイプせよ!
(06/07/14)
インターネット上で公開されているゲームは、大手メーカーが制作・販売している大作から、個人が趣味で制作して無料で公開しているものまで、ジャンルや価格を問わず、さまざまなものが存在している。しかし、公開されているゲームの数が多すぎて、どんな作品が存在し、どの作品が本当に面白いのかを判断できずに困っている方も多いだろう。そこで『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、多彩なゲームモードを備え、楽しみながら文字入力の能力を鍛えられるタイピングゲーム「タイプショック」を紹介しよう。
ゲーム開始前に選べる難易度レベルや敵キャラごとに、要求されるタイピング速度は異なり、もし要求される速度よりタイピングが遅いとダメージを受けてしまう。自分のHPがゼロになるとゲームオーバーだが、何度でもコンティニューでき、HPが完全に回復した状態でもう1度同じ敵と戦えるので、勝てるまで繰り返しチャレンジ可能だ。 操作は基本的に、画面の下段に表示される文章どおりにキーボードをタイプすればOKだ。入力方法は“ローマ字入力”と“かな入力”から選択できる。ローマ字入力の判定は非常に柔軟性があり、たとえば“しゃ”の入力は“sya”でも“sha”でもよく、“じゃ”なら“ja”でも“zya”でも入力を受け付けてくれる。画面上へのローマ字の表示方法も細かく設定でき、自分にピッタリのローマ字入力環境を構築可能だ。
このゲーム独特のシステムが、MP(マジックポイント)を消費して発動できる4種類の“特殊効果”だ。表示されている文章を飛ばして、次の文章に進める“問題文キャンセル”、自分のHPがすべて回復する“体力の回復”、攻撃力がおよそ2倍になる“攻撃力の上昇”、相手の体力と守備力を奪い、自分のHPと攻撃力に変換する“能力の強奪”があり、それぞれファンクションキーで発動できる。MPは、文章の入力が終わるたびに少しずつ回復していく。
敵もまた特別な攻撃を放ってくる。敵の残りHPがそのままダメージになる“自爆装置起動”、クイズが出題され、正しければその文を入力、誤っていれば[スペース]キーを押さないとダメージを受ける“クイズモード起動”のほか、プレイヤーの特殊効果が封じられたり、入力ミスをするとダメージを受けるなど、敵によって特殊攻撃の手段はさまざまだ。
ゲーム進行のコツは、スピードよりも正確な文字入力を心がけること。いくら素早く入力しても、ミスが多ければ逆に敵から攻撃されてしまうからだ。さらに、全くミスをせずに連続攻撃できた回数が5回に達すると、攻撃が“かいしんのいちげき”となり、通常の3.5倍ものダメージを与えられる。また、ボスへ到達するために必要な経験値は、通常は1回の戦闘で1点しかもらえないが、敵を倒したときに自分がノーダメージで、ミスタイプが2%以下、タイピング速度が一定を上回る、という3つの条件をクリアすると2点に増加する。 ここまで、RPGのようにゲームが進行するメインの“通常モード”を紹介してきたが、このほかのゲームモードが充実しているのも大きな魅力となっている。たとえば“アタックモード”では、要求されるタイピング速度にどこまでついてこられるか挑戦できる“速度アタック”、問題表示から入力までの素早さを試せる“反射神経アタック”などにより、自分の腕がどの程度なのかを試せるのだ。次々に登場する敵をどこまで倒せるかのチャレンジとなる“勝ち抜きモード”も楽しいモードだ。また、敵を倒すたびにタイピングの速度と正確性を表示してくれるで、自分の実力がどの程度なのかすぐに分かるのがうれしい。楽しみながらタイピングの練習をしたい人に、ぜひオススメしたいソフトだ。
【著作権者】Kirii Laboratory 氏
□Kirii Laboratory (芹澤 正芳)
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