窓の杜Logo
同一ジャンルソフト記事
同じ「画像・映像・音楽」ジャンルのソフト記事を読む
NEWS (06/07/19 18:00)

Adobe、デジカメRAW画像現像・管理ソフト「Lightroom」のWindows用β版を公開

120機種以上に対応のRAW現像のほか画像のライブラリ管理、印刷などを行える

「Adobe Lightroom」Beta 3 英語版
「Adobe Lightroom」Beta 3 英語版
 米Adobe Systems Incorporatedは19日(現地時間)、RAW画像の現像に対応するデジカメ画像管理ソフト「Adobe Lightroom」のBeta 3 英語版を無償公開した。Windows XPに対応しており、2007年1月31日までの使用期限がある。なお、ダウンロードには“Adobe ID”のアカウントが必要。また同社によると製品版は英語版が2006年中に提供予定で、価格や販売形態は未定とのこと。

 本ソフトはこれまでMac OS X用のベータ版のみ公開されており、Windows用のベータ版としてはBeta 3が初公開となる。なお本バージョンのWindows版はMac版と比較して、デジカメやメモリカードからの画像の自動取り込みなど、一部の機能が実装されていないが、製品版ではWindowsとMacで同等の機能を備える予定だという。

 「Adobe Lightroom」は、デジカメで撮影したRAW/JPEG/TIFF画像を独自のライブラリで管理・閲覧したり、RAW画像の現像や印刷、画像のスライドショーが行えるソフト。キヤノン・ニコンなど18社、120機種以上のデジカメRAW画像に対応しており、本ソフトの画面へ画像ファイルをドラッグ&ドロップするだけでライブラリへ取り込める。

 本ソフトの画面は中央の画像表示ペインと左右のサイドバー、下部のサムネイル表示ペインに分かれており、ほとんどの操作をサイドバーから行うことが可能。起動直後の状態では主にライブラリ閲覧用のサイドバーが表示されており、Exifデータの表示のほか、画像に付加した説明文や5段階の評価もとに表示する画像を絞り込む機能などを利用できる。

 画面右上の[Develop]ボタンを押すと、サイドバーが選択画像の現像またはレタッチ用のものに切り替わり、色温度や彩度、色調、露出量、コントラスト、トーンカーブなどのパラメーターを設定できる。また、グレイスケールやセピアカラーといったプリセットを選択し、パラメーターを一括で適用することも可能。

 現像・レタッチ後の画像はJPEG/PSD/TIFF/DNG形式で任意のフォルダに保存できるほか、画面右上の[Print]ボタンを押してサイドバーを印刷用のものに切り替え、用紙レイアウトやマージンを指定して印刷を行える。利用できるレイアウトは1枚の画像を用紙サイズいっぱいに印刷するもののほか、4列×5行のコンタクトシートなど。


現像パラメーターの設定画面   コンタクトシートの印刷画面
現像パラメーターの設定画面   コンタクトシートの印刷画面


【著作権者】Adobe Systems Incorporated
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】β版フリーソフト
【バージョン】Beta 3(06/07/19)

□Adobe Labs - Project: Lightroom
http://labs.adobe.com/technologies/lightroom/

(中村 友次郎)




トップページへ

Copyright ©2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
編集部への連絡は お問い合わせはこちらをクリック まで