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NEWS (06/07/26 11:20)

読み込んだWAVEファイルの音程を変化させてメロディーを作成できる作曲ソフト

同梱の音色作成ソフトで作成したオリジナルの音色を音源として読み込むことも可能

「ピストンコラージュ」v0.7.1.7
「ピストンコラージュ」v0.7.1.7
同梱の音色作成ソフト「ピストンボイス」
同梱の音色作成ソフト「ピストンボイス」
 読み込んだWAVEファイルの音程を変化させてメロディーを作成できる作曲ソフト「ピストンコラージュ」v0.7.1.7が、6日に公開された。Windowsに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「ピストンコラージュ」は、読み込んだWAVEファイルの音程を変化させ、ピアノロール上に並べることでメロディーを作成できる作曲ソフト。WAVEファイルを音源として扱えるので、MIDI機器を用意しなくても、パソコンだけで楽曲を作成できる。また、リズムをサンプリングしたWAVEファイルを細切れにして本ソフト上で並べれば、手軽にヒップホップなどで使われる“ブレイクビーツ”を作ることも可能。

 さらに、同梱の音色作成ソフト「ピストンボイス」でオリジナルの音色を作成し、独自のPTVOICE形式で保存したファイルを音源として読み込むことも可能。サンプルの音色データも多数同梱されており、本ソフトをインストールするだけで楽曲の作成を始められる。

 楽曲の作成は、[UNIT][KEYBOARD]という2つタブを切り替えて行う。[UNIT]タブでは音色データを読み込むことが可能で、読み込んだ複数のデータをリスト形式で一覧表示できる。[KEYBOARD]タブでは、ピアノロール上で音色データに音程をつけて入力することが可能。操作はマウスの左ボタンで入力、右ボタンで消去というふうにシンプルなので使いやすい。

 同梱の音色作成ソフト「ピストンボイス」では、クリックで頂点を指定してノコギリ波を描くことが可能なほか、サイン波や矩形波、ノコギリ波にスライダーで倍音を加えることでオリジナルの音色を作成できる。さらに、発音してから消えるまでの音の減衰を折れ線グラフで設定することが可能なほか、作成した2つの音色を合成することで複雑な音色を作成することもできる。

 作成した楽曲はWAVE形式で保存できるほか、音程や発音タイミングの情報と音色データで構成された、ファイルサイズの小さい独自のPTTUNE形式で保存可能。とくに音源としてPTVOICEファイルのみを使用した場合は、PCM波形の情報を含まないため、MIDIファイルと同程度のファイルサイズで保存することができる。

 そのほか、PTTUNE形式で保存した楽曲ファイルの再生専用ソフト「ピストンプレイヤー」と、ゲームなどの自作ソフトに組み込むことでPTTUNEファイルの再生機能を追加できるDLL“pxtone.dll”が同梱されている。


【著作権者】開発室Pixel
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.7.1.7(06/07/06)

□開発室Pixel
http://hp.vector.co.jp/authors/VA022293/

(長谷川 正太郎)




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