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【第274回】
横スクロールシューティング「モグラリバース2」“バリヤー”“必殺技”など多彩な操作が魅力。4つのボタンを使いこなせ!
(06/07/28)
インターネット上で公開されているゲームは、大手メーカーが制作・販売している大作から、個人が趣味で制作して無料で公開しているものまで、ジャンルや価格を問わず、さまざまなものが存在している。しかし、公開されているゲームの数が多すぎて、どんな作品が存在し、どの作品が本当に面白いのかを判断できずに困っている方も多いだろう。そこで『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、4種類の操作を効果的に使ってクリアを目指す横スクロールシューティングゲーム「モグラリバース2」を紹介しよう。
操作はカーソルキーで“超時空型モグラ”の移動、[Z]キーで“ショット”の発射、[X]キーで“バリヤー”展開、[C]キーで“必殺技”の発射、[Ctrl]キーで“特殊操作”となっている。ショットは特定の敵を倒すと出現する“スイカ”を取ることで最大4段階にパワーアップする。また“バリヤー”は展開すると自機がバリヤーに包まれ、敵弾やビームに対して無敵となる。ただしバリヤー展開中は画面上部の中央に表示される“バリヤーゲージ”が減少していき、ゼロになると展開不能となる。“バリヤーゲージ”は時間とともに回復するので、適度に回復させながら使うといい。 “必殺技”は前方に強力な貫通弾を発射する攻撃で、これは“必殺技ゲージ”を溜めることにより3段階にパワーアップ可能だ。必殺技ゲージは特定の敵を倒すと出現する“ブドウ”を取るか、“バリヤー”で敵弾を防ぐと上昇する。また、“必殺技”を撃つには敵を倒すと出現して自動回収できる“イチゴ”が10個必要だ。“イチゴ”は大量に出現し最大99個までストック可能なので、“必殺技”は惜しまず使っていこう。“特殊操作”はショットの切り替えを行うもので、これはプレイヤーが選択した“超時空型モグラ”によって効果が異なる。 プレイを開始すると、まず“たろう”と“じろう”という2種類の“超時空型モグラ”のうちいずれかを選択することになる。両者の違いはショットの方式で、“たろう”はショットの発射方向が、最大で前後左右+斜めの8方向まで拡散し、“じろう”は自機の動きをトレースする小型のオプションが追加される。“たろう”はいつでも上下や後方にショットを撃てるので扱いやすく、“じろう”は前方への集中砲火が可能だ。さらに“特殊操作”によって“たろう”はショットの拡散方向を前方に集めることができ、“じろう”はオプションのショットを集中させる方向を、任意に変化させられる。状況に応じて使い分けていこう。
プレイのポイントは、“ショット”だけでなく“バリヤー”“必殺技”“特殊操作”をすべて効果的に使うことだ。いずれも非常に高性能で扱いやすい能力なのだが、4つのキーを自在に使い分けることは意外と難しい。これはゲームパッドを使用した場合も同様で、“バリヤー”展開中に“特殊操作”でショットの特性を切り替えつつ、固い敵には“必殺技”を発射……というふうに4つのキーをすべて押すという状況もあり、ある程度の慣れを必要とするだろう。まずは比較的“特殊操作”の使用頻度が低い“たろう”を使ってプレイし、操作に慣れてきたら“じろう”も使ってみよう。また、いきなり4つのキーを使いこなそうとせず、まずは“ショット”と“バリヤー”を多用し、“必殺技”はボス戦用と考えてプレイしていくのもよい。
本作は自機がモグラであることをはじめとして、敵キャラクターも動物をモチーフとしたおとぼけ感のある雰囲気なのだが、“必殺技”の敵弾との相殺具合や巨大戦艦ステージなど、作者のシューティングゲームへの愛が伝わってくるしっかりとした作品だ。サウンドもメタル調のハードな楽曲で高揚感がある。それでいて“バリヤー”が高性能で敵の攻撃も理不尽な高速弾などがないため、プレイする人を選ばない。設定で敵の打ち返し弾をONにするとかなり歯ごたえのある難易度へとアップするので、シューティングゲームマニアでも楽しめる。1回のプレイ時間はそれほど長くないので、気軽に楽しんでみてほしい一作だ。
【著作権者】クロボン 氏
□新クロボンステーション (藤井 宏幸)
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