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NEWS (06/08/01 11:10)

無線LANのAP情報から現在位置を取得できるPC/W-ZERO3用ソフト「PlaceEngine」

GPSなどの測定機器がなくても現在位置を取得できるほか、地図の表示も可能

「PlaceEngine クライアントソフト」Windows XP版
「PlaceEngine クライアントソフト」Windows XP版
取得した位置情報をもとにWeb上で地図ページを表示できる
取得した位置情報をもとにWeb上で地図ページを表示できる
 (株)ソニーコンピュータサイエンス研究所は、近隣の無線LANアクセスポイント(以下、AP)の情報をもとに、現在位置を取得できるソフト「PlaceEngine クライアントソフト」を無償公開した。現在同社のページから、Windows XP版と、“W-ZERO3”に対応するWillcom版をダウンロード可能。また、Windows XP版の動作には.NET Framework 2.0が必要で、Willcom版の動作には.NET Compact Framework 2.0と「Opera Mobile for Willcom W-ZERO3」が必要。

 「PlaceEngine クライアントソフト」は、同社が試験運用している位置情報サービス“PlaceEngine”専用のクライアントソフト。本ソフトが収集した近隣APのMACアドレスと電界強度の情報を“PlaceEngine”サーバーに送信し、データベースと照合して現在位置を取得する仕組み。

 そのため、サーバーにAP情報が登録されていれば、GPSなどの位置測定機器を利用しなくても、ある程度正確な現在位置を知ることができる。“PlaceEngine”サーバーにはあらかじめ東京都内の主要商業地域にあるAPが登録済みなほか、ユーザーがAP情報を登録することも可能。

 使い方は簡単で、無線LANが利用できる環境で本ソフトを起動し、[現在地を取得]ボタンを押すだけ。位置情報の取得に成功すると、本ソフトの画面上に経度と緯度、地名が表示される。さらに[PlaceEngine]ボタンを押すと、Windows XP版では既定のWebブラウザーで、Willcom版では「Opera Mobile」で“PlaceEngine”サイト上の地図ページを開き、近隣の地図を表示可能。

 また、AP情報が登録されておらず現在位置の取得に失敗した場合は、“PlaceEngine”サーバーへAPと現在位置の対応情報を登録できる。登録は“PlaceEngine”サイト上の地図ページで現在位置を表示し、ページ上の[位置を教える]ボタンを押せばよい。登録した情報は即座に反映され、次回以降に自分やほかのユーザーが位置情報を取得すると利用される仕組み。

W-ZERO3専用となるWillcom版の画面   Willcom版でも「Opera Mobile」でWeb地図表示が可能
W-ZERO3専用となるWillcom版の画面   Willcom版でも「Opera Mobile」でWeb地図表示が可能

・Windows XP版
【著作権者】(株)ソニー・コンピュータサイエンス研究所
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】w060705

・Willcom版
【著作権者】(株)ソニー・コンピュータサイエンス研究所
【対応OS】“W-ZERO3”専用
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】m060705

□PlaceEngine
http://www.placeengine.com/
□Opera Mobile for Willcom W-ZERO3 (Windows Mobile 5.0)
http://jp.opera.com/products/mobile/products/wm-zero3/

(中村 友次郎)




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