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縦横個別の壁紙を指定可能なW-ZERO3対応“テーマ”ファイル作成ソフト「幻律」W-ZERO3の待ち受け画像や画面の配色を自由にカスタマイズできる
W-ZERO3をはじめとするPocket PC機では、Windowsと同様に独自形式の“テーマ”ファイルを利用することで、Today画面の壁紙や全体の配色を変更可能。テーマファイルの作成ソフトはいくつかあるが、多くはWindows版のみ提供されている。しかし「幻律」には、Windows版に加え、Pocket PC上で動作するWM5版が同梱されているため、Pocket PC上で直接テーマファイルを作成・編集可能だ。 Windows上で作成したテーマをPocket PC上で見ると、液晶画面の発色の差によりイメージしていた色と違ってしまうことも多く、Windows上での色調整は難しかった。本ソフトならWindows上で作成したテーマファイルに、Pocket PC上で最終的な調整を加えられるので、効率的に作業を進めることができる。また色の調整はWindows版、WM5版ともにスライドバーで行え、Pocket PC上ではスタイラスを使ったより直感的な操作が可能。 またWM5には、画面を90度回転し、縦画面(ポートレート)と横画面(ランドスケープ)を切り換える機能が搭載されているが、縦横で画面の表示範囲が大きく変わるため、両方の画面にうまくマッチする壁紙画像を用意するのは難しい。しかし本ソフトでは、縦画面と横画面に別々の画像が指定可能となっており、利用できる壁紙画像の自由度が広がっている。 このほかにも、タップ&ホールド時に表示されるアニメーションドットの色変更など、40項目にも及ぶ豊富な設定項目が用意されており、非常に細かいカスタマイズが可能。本ソフトはシェアウェアだが、試用中でもダイアログが不定期に表示される以外の機能制限はないので、気軽に試せるのもうれしい。 なお、作成したテーマのうち一部の設定項目はレジストリにも情報を保存するため、一度利用したテーマファイルに再度編集を加え、OS側の機能からテーマを変更した場合、レジストリに残った情報が原因で設定が反映されないことがあるようだ。その場合は、問題の発生したテーマファイルをWM5版の「幻律」で開き、[保存して適用]を行うことで問題を解決できる。
現在W-ZERO3シリーズ関連の情報サイト“ウィルコムFAN”が開催している“W-ZERO3ソフトウェアコンテスト”には、“テーマ部門”も用意されているので、この機会に本ソフトを使ってテーマファイル作成にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
【著作権者】ねふぁ 氏
□かふぇ・かぷちの (霧島 煌一)
写真©BIZUTART PHOTOGRAPH
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