画面デザインを一新しタブ機能をさらに強化した「Firefox」v2.0 Beta 2が公開

タブ一覧をメニュー表示して切り替えたり、前回終了時のタブを起動時に復元可能

「Firefox」v2.0 Beta 2 日本語版

Windows Vista上での動作画面

　米Mozilla Corporationは8月31日（現地時間）、Webブラウザー「Firefox」の次期メジャーバージョンであるv2.0のBeta 2を公開した。Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Server 2003に対応するフリーソフトで、現在Mozilla製品関連の開発者向けサイト“Mozilla Developer Center”のリリース告知記事などから、日本語版を含む複数の言語版をダウンロードできる。なお本ベータ版はテスト目的で公開されており、開発者やテスター以外の利用は推奨されていない。

　Beta 2では、v2から導入予定の新しい画面デザインが適用された。ツールバーなどのボタンはガラス調の質感を表現したものに変わり、次期Windows「Windows Vista」の画面デザインとの親和性が向上している。またタブバーでは、非アクティブなタブのタイトル文字がグレー表示となり、アクティブなタブがより目立つようになった。

　機能面での主な変更としては、Beta 1にて強化されたタブ関連の機能が、さらに使いやすくなるよう改良が施されている。たとえばタブバーの右端には［▼］ボタンが追加され、クリックするとすべてのタブをメニューで一覧表示できる。また強制終了したとき以外でも、終了時に開いていたタブやウィンドウを、次回起動時に復元可能になった。そのほかタブの幅が極端に狭くならないよう、最低幅が100ピクセル程度に変更されている。

　タブ機能以外では、RSS登録機能で連携可能なRSSリーダーに、国内の主要なWeb型リーダーである“goo RSSリーダー”“livedoor Reader”“はてなRSS”が追加された。さらに、検索バーへ入力したキーワードの一部をもとにキーワード候補を推測表示するサジェスト機能が、“Google”だけでなく“Yahoo! JAPAN”でも利用可能になるなど、日本語環境での使い勝手も向上している。


タブをメニューで一覧表示できる		国内のWeb型RSSリーダーと連携可能になった

【著作権者】Mozilla Corporation
【対応OS】Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Server 2003
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.0 Beta 2 日本語版（06/08/31）