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直線的な力強さとしなやかさを兼ね備えた日本語TrueTypeフォント「懐欧体」昔ながらの洋食屋のメニューに書かれた文字を思い起こさせる書体
「懐欧体」は、昔ながらの洋食屋のメニューに書かれた文字を思い起こさせる日本語TrueTypeフォント。字形の“とめ”の部分には金平糖のような角張った突起がつけられており、“はらい”や“はね”も長く強調されている。また、“心”や“遊”などの漢字の下辺が直線で描かれており、力強さを感じさせる。 一方で、“口”や“田”など矩形状の部品をもつ漢字は、上辺の中央へ向かうにしたがってわずかながらに膨らんでいたり、“きへん”や“りっしんべん”などの右への“はらい”が左に向かって巻き込むようにカーブを描いているなど、しなやかさも兼ね備えている。たとえばフリーマーケットへ出店時のポップに利用して、手作りの温かみを醸し出すのに使いたいフォントだ。 本フォントは、1つのフォントファイルに等幅フォントとプロポーショナルフォントを含むTTC形式で配布されており、JIS第一水準漢字すべてが収録されている。インストールするには、圧縮ファイル内のTTCファイルをコントロールパネルの“フォント”フォルダへコピーすればよい。
そのほか作者ホームページでは、プロポーショナルフォントのみ収録するOpenType版も公開されている。
【著作権者】井上デザイン 井上 優 氏
□idfont 井上デザイン (増田 恭平)
お詫びと訂正: 記事初出時に、本フォントの利用規定で許可されていない利用例を記載しておりました。お詫びして訂正いたします。 また、本ソフトのソフト種別の記述に、誤解を招く表現がございましたので、修正いたしました。
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