「YTaskMgr」v1.11

“ランチャ”画面。4つ以上のアプリを登録した場合、上下のカーソルキーでスクロールする。設定により、小型アイコンを利用して1画面の表示項目数を増やすことも可能だ

　実行中アプリの切り替えや終了ができるタスクマネージャーに、ランチャー機能や画面回転機能などを統合したソフト「YTaskMgr」v1.11が、8月18日に公開された。VGA液晶を搭載したWindows Mobile 5.0機に対応するフリーソフトで、編集部にて“W-ZERO3[es]”で動作を確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

　W-ZERO3[es]はシャッターボタンの廃止などにより、アプリ起動に利用できるボタンがW-ZERO3より3つも少なくなってしまった。そこで開発されたのが、この「YTaskMgr」だ。本ソフトはタスク管理機能やランチャー機能に加え、画面回転機能を搭載しているため、W-ZERO3[es]の画面回転キーに割り当てることで、同キー本来の機能を保ったまま各種機能を追加することができる。

　本ソフトの機能は“タスクリスト”“ランチャ”“画面回転”“システムメニュー”という4つの画面に分かれており、各画面は左右のカーソルキーで切り替えられる。画面内の項目移動には上下のカーソルキーを、選択にはアクションキーを利用するほか、各種補助機能も左右のソフトキーから利用できるため、片手での素早い操作が可能だ。また本ソフトの起動時には標準で“タスクリスト”画面が表示されるが、あらかじめほかの画面に変更することもできる。

　“タスクリスト”画面では、アクションキーで選択したタスクをアクティブにできるほか、アクションキーを長押しすることでタスクの終了が可能。そのほか左ソフトキーから“全て閉じる”などの機能を利用できる。

　“ランチャ”画面では、登録したアプリをリストから選択して起動可能。標準では登録アプリが使用回数順にソートされるが、並び順を任意に指定することもできる。“画面回転”画面では、回転方法を4種類から選択可能。そのほか“システムメニュー”画面からは、“画面オフ”“電源オフ”“リセット”の各機能が利用可能となっている。

　本ソフトは常駐不要ながら、Pocket PCを活用するうえで便利な機能と適度な動作速度を実現した、バランスのよさが魅力だ。W-ZERO3[es]ユーザーに限らず、複数機能を1つのボタンにまとめたい方は導入してみてはいかがだろうか。

“画面回転”画面。通常の右90度回転に加え、さまざまな回転方法が選択可能		“システムメニュー”画面。電源オフやリセット機能が並ぶ。画面オフは音楽再生時などに便利な機能だ

【著作権者】easy-creator.net、ヨシヲ　氏
【対応OS】Windows Mobile 5.0
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.11（06/08/18）

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（霧島 煌一）