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ライブラリの完全バックアップなど多くの機能を追加した「iTunes 7」日本語版“iTunes Store”で購入した楽曲をiPodを経由して複数のパソコンで同期可能に
メジャーバージョンアップ版となるv7では、多くの新機能が追加されている。再生画面では、各メディアに含まれるジャケット画像などの“アートワーク”を、まるでCDジャケットを鏡面仕上げの床に立てかけたように立体表示する“Cover Flow”が追加された。表示されたアートワークをクリックしてメディアを選択可能で、ビジュアル的な楽しさと実用性を兼ね備えている。そのほか、アートワークとメディアのリストを並べて表示する“アルバム・ビュー”も追加されている。 本ソフトと連携するオンラインストア“iTunes Music Store”は“iTunes Store”へとリニューアルし、同日発売されたiPod新モデルや昨年10月に発売された第5世代iPodで楽しめるゲームを購入可能になった。それにともない本ソフトにも、iPodへゲームを転送したり、ライブラリ上にゲームの説明書を表示する機能が追加された。 また、ライブラリの全ファイルを、手軽な操作でCD/DVDメディアにバックアップ可能になった。ファイルが1枚のメディアに収まり切らない場合は、メディアを入れ替えて複数枚にバックアップできる。前回のバックアップ時から追加されたファイルや、購入した楽曲だけのバックアップも可能。バックアップからファイルを復元するには、本ソフト起動中に、作成したメディアをドライブへセットするだけでよい。
iPodとの連携機能においては、“iTunes Store”で購入してiPodに転送したファイルを、同一の“iTunes Store”アカウントを設定している別のパソコンへ同期コピー可能になった。また、iPod内のファイルを、通常のライブラリと同様にメディア種別やプレイリストごとに分類表示する機能や、iPodのディスク使用量を音楽やビデオなどの種別ごとに色分けしてグラフ表示する機能が追加された。 そのほか、自分でCDからリッピングした楽曲などに対応するアートワークを“iTunes Store”から取得する機能、“iTunes Store”で購入したファイルのダウンロード順を変更できるダウンロードマネージャー、ギャップレス再生機能、本ソフト上からiPodのファームウェアをアップデートする機能などが追加されている。
また、本ソフトに同梱されている「QuickTime」はv7.1.3にバージョンアップした。本バージョンでは多くの不具合修正に加え脆弱性の修正が施されており、すべての「QuickTime」ユーザーに対してアップデートが推奨されている。なお、「QuickTime」単体でのダウンロード・インストールも可能。
【著作権者】Apple Computer, Inc.
□アップル - iTunes - Download iTunes (中村 友次郎)
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