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Mozilla Foundation、「Eudora」オープンソース版のロードマップを公開「Thunderbird」をベースに、操作性やデータの互換性を段階的に向上させる予定
“Penelope”と名付けられた次期「Eudora」の開発プロジェクトでは、オープンソースのメールソフト「Thunderbird」をベースに、現行の「Eudora」と同様の操作性を備え、データの互換性があるオープンソース版「Eudora」の開発が進められる。 オープンソース版「Eudora」の第1段階となるv0.1は、現行版「Eudora」からのメールボックスとアドレス帳のインポート機能を備えるほか、「Eudora」と同様のショートカットキーで操作できるようになる。なお、「Eudora」からメールボックスとアドレス帳をインポートする機能は「Thunderbird」の現行バージョンv1.5.0.7にも備わっているが、一部問題があるため改良されるまで利用は待ったほうがよいとのこと。 第2段階のv0.5では、現行版「Eudora」からフィルター設定のインポートが可能になり、現行版「Eudora」のユーザーインターフェイスや、特徴的なメッセージ操作機能も取り込まれる。この段階で、先進的な「Eudora」ユーザーなら乗り換えが可能になるという。 そして最終段階のv1.0では、現行版「Eudora」からすべての設定をインポート可能になるほか、テンプレート機能が搭載され、細かいユーザーインターフェイスの調整が施される。大多数の現行版「Eudora」ユーザーにとって、容易に乗り換えられるものになるとのこと。
そのほかロードマップでは、開発プロジェクトの中核メンバー6名が紹介されている。6名すべてが現行版「Eudora」の販売元である米QUALCOMM Incorporatedの開発関係者で、1988年に「Eudora」を初めて開発したSteve Dorner氏も含まれる。そのほかLinuxの開発者も含まれていることから、現在はWindows/Mac版のみ提供されている「Eudora」の、Linux版の開発についても可能性が出てきたと言えるだろう。
□Penelope - MozillaWiki (中村 友次郎)
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