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【第281回】
ブロックを“反転”して配置できる「Ziz Puzzle」シンプルで熱いブロック消しタイプのパズルゲーム
(06/10/13)
インターネット上で公開されているゲームは、大手メーカーが制作・販売している大作から、個人が趣味で制作して無料で公開しているものまで、ジャンルや価格を問わず、さまざまなものが存在している。しかし、公開されているゲームの数が多すぎて、どんな作品が存在し、どの作品が本当に面白いのかを判断できずに困っている方も多いだろう。そこで『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、“反転”という操作で変形させたブロックを配置し、ラインを消していくパズルゲーム「Ziz Puzzle」を紹介しよう。
プレイ中は画面下部に表示される“ゲージ”が時間とともに伸びていき、フルになるとレベルがアップして下からブロックが1段せりあがり、難易度が高くなっていく。ブロックが画面上端まで積み上がってしまうとゲームオーバーだ。また、“ゲージ”を左クリックすると強制的にレベルをアップさせることができ、この際には次の次に出現するブロックが、扱いやすい縦2マス×横1マス分のブロックとなる。ピンチをしのぎたい場面で有効なので覚えておこう。
プレイのコツは、ブロックをきれいに積むよりも、とにかく早くラインを完成させて連続消しに持ち込むこと。本作ではブロックが画面の上から落ちてくるのではなく、マウス操作で好きな場所にブロックを置ける。そのためどんな隙間でも、形さえ合えば後から埋めていくことが可能なのだ。置き場所に躊躇して“ゲージ”が伸びてしまうくらいなら、形はいびつでもブロックを置いて横1列を完成させ、連続消しで“ゲージ”を止めつつボーナスを狙っていこう。
マウス操作だけなので誰でも手軽にプレイでき、ルールも簡単。それでいて名作パズルゲーム「テトリス」に近い基本ルール、「ぷよぷよ」風の連鎖、「グンペイ」風の連続消しという要素を上手にブレンドしている本作は、極めて完成度が高いと感じた。面白さも上記3作品に匹敵すると言っていいだろう。これほど分かりやすく、プレイ感が気持ちいいパズルゲームにはそうそうお目にかかれるものではない。文句なくお勧め、筆者にとっては現時点での本年度マイベスト作品である。
【著作権者】深沢 豊 氏
□LANGuex (藤井 宏幸)
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