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NEWS (06/10/16 10:40)

無限ループを題材にしたエッシャー風だまし絵を描画「OLE Coordinate System」

現実には存在しえない立体歩道上を人形がアニメーションで歩く

「OLE Coordinate System」
「OLE Coordinate System」
 “だまし絵”の要素がある幾何学的な立体歩道を描画できる「OLE Coordinate System」が9月29日に公開された。Windows 98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。動作には、DirectX 9.0以降が必要。

 「OLE Coordinate System」は、現実には存在しえない不思議な立体歩道を描画できるソフト。画家エッシャーが描いた“だまし絵”のような、行き止まりのない無限に続く歩道を作成でき、複数の人形が歩道で延々と歩き回る様子をアニメーションで楽しめる。

 立体歩道はマウス操作のみでデザインでき、ブロックや階段といったパーツを画面右側にあるボタンで選択したあとに、キャンバス上をマウスクリックして各パーツを配置していく。ブロックは、マウスドラッグで線を描くように連続で配置でき、階段はいったん配置したあとに再びクリックすることで傾斜の向きを変更できる。

 さらに、ブロック上に穴を開けることが可能で、人形がその穴に落ちると画面下に向かって落下する仕組み。このとき、人形の落下地点にブロックで歩道を作っておけば着地後に歩き出すので、たとえば人形が同じ穴へ再び向かうように図形をデザインすれば、無限ループが完成するというわけだ。

 そのほか、マウスドラッグで歩道全体を360度回転できるが、この回転によって歩道の意味合いが変わることがある。人形は自身の視点で歩くのではなく、ユーザー視点で見た歩道上を歩くので、歩道を見る角度によっては道が繋がったり切れていたりする。つまり、“だまし絵”を作成するうえで、パーツの配置も重要だが、歩道を見る角度も重要な要素になるので、工夫しながら全体のデザインを考えよう。


【著作権者】藤木 淳 氏
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-(06/09/29)

□Jun Fujiki's workshop
http://tserve01.aid.design.kyushu-u.ac.jp/~fujiki/

(中井 浩晶)




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