ビレッジセンター、W-ZERO3用インターネット統合環境「WZモバイル」β版を公開

メールソフト、RSS対応テキストブラウザー、タブ切り替え型エディターを搭載

「WZモバイル for W-ZERO3」β版

　（株）ビレッジセンターは20日、W-ZERO3シリーズ専用のインターネット統合環境ソフト「WZモバイル for W-ZERO3」β版を公開した。現在、同社のホームページからベータテスター登録するとダウンロード可能で、11月30日までの使用期限がある。製品版は11月末にダウンロード販売が開始される予定で、予定価格はフルセット版が3,150円（税込み）。メールソフト機能、Webブラウザー機能、テキストエディター機能の単体版がそれぞれ1,050円（税込み）となっている。

　「WZモバイル for W-ZERO3」は、メールソフトに加え、RSS対応のテキスト表示型Webブラウザー、タブ切り替えやアウトライン表示に対応するテキストエディターを搭載するインターネット統合環境ソフト。また、メールソフト内でテキスト文書を管理する“ノート”機能や、実行中ソフトを切り替え・終了できるタスクマネージャー、テキストのプレビューに対応したファイラーも備えている。

　メールソフトは、POPメールの送受信、スレッド表示、フォルダ振り分けなど標準的な機能を備えるほか、指定期間を過ぎたメールの自動削除や一覧からの非表示化、メール上の電話番号をクリックして電話発信といった、モバイル環境向けの機能を備える。また、メール一覧上では件名やメールアドレスによるインクリメンタルサーチが可能。

　Webブラウザーは、URLを入力して受信したWebページが、メールのようにフォルダへ蓄積されていく仕組み。Webページはテキストに変換されるが、リンクをクリックしてリンク先を追加受信したり、指定したJPEG画像を受信してプレビュー表示できる。さらにフォーム入力が可能なほか、RSSフィードのURLを登録すればページ内容の代わりに記事一覧が表示されるため、簡易的なRSSリーダーとしても利用できる。

　テキストエディターは、複数のファイルを開いてタブで切り替えられるほか、設定した見出し文字をもとにアウトラインのツリー表示が可能。また“ノート”機能では、メールソフトと同様の画面で、スレッドなどを利用して複数のテキスト文書を管理できる。


テキスト表示型のWebブラウザー		タブ切り替え対応のテキストエディター

　なお、本ソフトは同社のPocket PC用テキスト・メール統合環境「Pocket WZ 3.0」をベースに開発されているが、後継版ではなく別シリーズという位置づけ。「Pocket WZ 3.0」に搭載されていた機能のうち、Web掲示板の送受信機能や、エディターのマクロ機能、ツリー型メモソフト「WZボード」などの一部機能は搭載されていない。同社によると、「Pocket WZ」の今後のバージョンアップについては、現在のところ未定とのこと。

【著作権者】（株）ビレッジセンター
【対応OS】W-ZERO3/W-ZERO3[es]専用
【ソフト種別】β版フリーソフト
【バージョン】β版（06/10/20）