NEWS （07/01/12　11:55）

「Eraser」v5.82

ドライブの右クリックメニューから空き領域のデータを完全削除

　指定したファイルやフォルダをファイル復元ソフトで復活できないよう、エクスプローラの右クリックメニューから完全削除できる「Eraser」v5.82が、12月26日に公開された。Windows 95/98/Me/NT/2000/XPに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　「Eraser」は、ファイルをディスク上から完全に削除できるソフト。指定した複数のファイルやフォルダを一括で完全削除できるほか、ディスクの空き領域に残ったデータの痕跡や、“ごみ箱”の中身なども完全削除することが可能。ファイル削除のアルゴリズムは、標準の設定でグートマン方式となっており、ほかに米国国防総省が推奨する方式や、乱数を1度上書きする方式なども選択できる。

　完全削除できる対象は、FAT32またはNTFSでフォーマットされたハードディスクやCD-RW/DVD-RW/DVD-RAM、フロッピーディスク上のファイルやフォルダとなっており、ネットワークドライブ上のファイルやフォルダも完全に削除可能。ただし、ディスクの空き領域のデータを完全削除する場合は、ローカルのドライブに限られる。

　ファイルやフォルダを完全削除するには、削除対象のファイルやフォルダをエクスプローラ上で単体または複数選択し、エクスプローラの右クリックメニューに追加された［Erase］を選択するだけ。また、エクスプローラ上のローカルドライブや“ごみ箱”にも右クリックメニューが追加されており、そのメニューからディスクの空き領域や“ごみ箱”のデータを完全に削除できる。

　さらに、本ソフトのメイン画面を呼び出すことで、より高度なファイル削除を実行可能。たとえば、指定したフォルダの中身だけを完全削除したり、削除対象のファイルをワイルドカードで指定できる。また、ファイルやフォルダ、ディスクの空き領域のデータをスケジュールで定期的に完全削除することも可能。そのほか、OSのブートドライブといったディスク全体のデータを完全削除するための、起動ディスクを作成する機能も搭載されている。

【著作権者】Garrett Trant　氏、Sami Tolvanen　氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト（寄付歓迎）
【バージョン】5.82（06/12/26）

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（中井 浩晶）