窓の杜Logo
同一ジャンルソフト記事
同じ「オフィス」ジャンルのソフト記事を読む
NEWS (07/01/16 18:00)

プログラムソース編集用の日本語手書きフォント「ゆたぽん(コーディング)」

“,”が“.”より大きく描かれるなど、読みやすさ向上のためさまざまな工夫が

「ゆたぽん(コーディング)」v0.71
「ゆたぽん(コーディング)」v0.71
テキストエディターでの使用例
テキストエディターでの使用例
 文字を判別しやすくプログラムソースの編集に適した手書き風日本語フォント「ゆたぽん(コーディング)」v0.71が、12月21日に公開された。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XPで動作確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

 「ゆたぽん(コーディング)」は、英数字や記号、ひらがな・カタカナに加え、JIS第一・第二水準の漢字およびIBM拡張文字まで収録する手書き風のTrueTypeフォント。通常版に加え、太字版の“Bold”とさらに太い“Heavy”が1ファイルに同梱されている。

 本フォントはプログラムのソースコード編集向けに制作されており、手書きの風合いを残しつつも、丸みを抑えて読みやすい字形となっている。さらに、文字同士のバランスを若干崩してでも各文字の読みやすさ、判別しやすさが向上するように工夫されているのが特徴だ。たとえば“,”の丸い部分は“.”よりも太く描かれており、ひらがな・カタカナの濁点と半濁点は一般的なフォントより大きく、“バ”と“パ”などを区別しやすくなっている。

 また、全角アルファベットは半角アルファベットより幅が広いだけでなく若干太く表示されるため、関数名などに誤って全角アルファベットが紛れても一目で判別可能だ。さらに全角スペースは独自の記号で表示されるため、半角と間違えてプログラム中に記述してしまうというミスを防げる。そのほか数字の“0”(ゼロ)はアルファベット大文字“O”(オー)と区別がつきやすいよう、内側に斜線が入っている。

 無機質なフォントによるプログラミングに疲れたら、見やすくもどこかあたたかみを感じる本フォントに切り替えて、気分転換してみてはいかがだろうか。

【著作権者】jirou 氏
【対応OS】Windows(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.71(06/12/21)

□p-Lex Top
http://net2.system.to/pc/main.htm

(中村 友次郎)




トップページへ

Copyright ©2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
編集部への連絡は お問い合わせはこちらをクリック まで