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MS、PDF対抗フォーマット“XPS”をWindows XP上で扱えるツール集のRC版を公開XPS文書を生成できる仮想プリンターや、動作が軽快な専用ビューワーなどを収録
XPS(XML Paper Specification)とは、Microsoftが提唱し、仕様を公開している電子文書の保存用フォーマット。アプリケーションなどの印刷イメージをそのまま保存できるほか、目次や著作権管理の情報なども埋め込めることから、PDFの対抗フォーマットとして注目を集めつつある。 また、Windows Vistaでは各種アプリケーションからXPS文書を生成する機能が標準搭載されたほか、Microsoft Officeシリーズの最新版「2007 Microsoft Office system」ではアドインを追加することにより、オフィス文書を直接XPS形式で保存可能となる。 「Microsoft XML Paper Specification Essentials Pack」は、この“XPS”文書をWindows XP上でも利用可能にするツール集。主な収録ツールは、各種アプリケーションからXPS文書を生成する「Microsoft XPS Document Writer」と、XPS文書ビューワー「XPS Viewer EP」の2つ。 「Microsoft XPS Document Writer」は、各種PDF作成ソフトと同様に仮想プリンターとして動作し、アプリケーションから本プリンターを選択して印刷するだけで、印刷イメージどおりのXPS文書を生成できる。 また「XPS Viewer EP」では、XPS文書の表示や印刷のほか、テキストの検索やコピーが可能。ページの表示倍率はスライドバーで10%から3,000%までなめらかに拡大縮小できるほか、ページの幅や高さをウィンドウサイズに合わせたり、ページを全画面で表示できる。ビューワーの起動や文書のスクロール、表示サイズの切り替えなどは軽快だ。 さらに、ページの縮小イメージを並べて表示し、選択したページへ移動できるサムネイル表示も可能。通常表示からの切り替え時は、現在のページがスムーズに縮小されるとともに周囲のページが飛来するようなエフェクトが表示される。またサムネイルのマウスオーバー時には、ページが手前へ飛び出すように拡大表示されるなど、直感的に分かりやすく、見た目にも楽しい操作感が特徴だ。なお、サムネイル表示を利用するには、PCに一定以上のグラフィック性能が必要で、性能が足りない場合はサムネイル表示用のボタンやメニューが無効化される。 そのほか、エクスプローラの“縮小版”表示でXPS文書のサムネイルを表示する機能や、「Windows デスクトップ サーチ」などでXPS文書のテキスト検索を可能にするインデックス作成エンジンなどもあわせてインストールされる。
【著作権者】Microsoft Corporation
□Download details: XPS Essentials Pack Version 1.0 (中村 友次郎)
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