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NEWS (07/02/15 19:35)

朝日が昇る様子を描画可能になったNASA製3D地球儀「NASA World Wind」v1.4

赤と青のフィルムメガネを使って地形を立体視できるモードも追加

「NASA World Wind」v1.4
「NASA World Wind」v1.4
 
朝日が昇り空の色が赤から青へ変わっていく(SWF動画:約15秒/14.3MB)
朝日が昇り空の色が赤から青へ変わっていく(SWF動画:約15秒/14.3MB)
 National Aeronautics and Space Administration(NASA)は14日(現地時間)、マウス操作で表示を自在に拡大・縮小できる3D地球儀ソフト「NASA World Wind」v1.4を公開した。今回の主な変更点は、太陽および太陽光線による地形の影を描画できるようになったことで、太陽の位置は自由に設定できるほか、時間とともに移動する太陽の動きをシミュレートして影の変化を再現することも可能。

 また、大気による光の拡散をシミュレートする機能も追加され、地表を拡大した際は空が青く表示されるようになった。太陽を描画する機能と組み合わせれば、朝日が昇り空の色が赤から青へ変わっていく様子を美しく描画することもできる。また、表示を縮小して地球を遠くから眺めれば、太陽光線が地球に当たり、地球の輪郭が輝くリングのように浮かび上がるさまを観察することも可能だ。

 さらに、片方に赤、もう片方に青のフィルムを貼ったメガネを使用することで地形を立体視できる“Anaglyph 3D”モードが追加された。そのほか、3次元で方位を表示できる“3D compass”や、時間を自由に進めたり戻したりできる“Time Controller”などのミニツールを表示する機能も追加されている。

 本ソフトは、Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、現在NASAの公式ホームぺージや窓の杜からダウンロードできる。なお、動作にはDirectX 9.0c以降のほか、.NET Framework 2.0が必要。


太陽光線が地球に当たり、地球の輪郭が輝くリングのように浮かび上がる   赤青のフィルムメガネを使用して地形を立体視できる“Anaglyph 3D”モード
太陽光線が地球に当たり、地球の輪郭が輝くリングのように浮かび上がる   赤青のフィルムメガネを使用して地形を立体視できる“Anaglyph 3D”モード


【著作権者】National Aeronautics and Space Administration(NASA)
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.4(07/02/14)

□NASA World Wind
http://worldwind.arc.nasa.gov/
□窓の杜 - NASA World Wind
http://www.forest.impress.co.jp/lib/stdy/study/science/nasawrldwnd.html
□窓の杜 - 【NEWS】NASA製3D地球儀ソフト「NASA World Wind」が火星や金星、木星の3D表示にも対応
http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/04/21/nasaworldwind134.html

(長谷川 正太郎)




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