|
|
ベクトル画像を作成できるフリーの多機能ドローソフト「Inkscape」v0.45レイヤーやマスク、ビットマップ画像のトレースなど機能が充実
「Inkscape」は、基本図形の配置やマウス操作による自由曲線の描画により、パスを使ったベクトル形式の画像を作成できるドローソフト。配置・描画した図形や曲線などの“オブジェクト”には、フィル(塗りつぶし)とストローク(描線)の色を指定したり、透明度やぼかし効果を設定することが可能。色は単色だけでなくグラデーションにも対応しており、独自のグラデーション作成することもできる。 また、描線の始点、中間、終点に設定できる、矢印などのさまざまな“マーカー”が用意されている。そのほか、文字をオブジェクトとして配置することも可能。各オブジェクトはマウス操作により拡大縮小や回転することができる。 さらに本ソフトには、レイヤーによるオブジェクトの管理や、マスクの作成、オブジェクトの結合や整列など、ドロー系ツールとして有用な機能が多数盛り込まれている。また、ビットマップ画像をベクトル画像に変換する強力なトレース機能があり、インポートして配置した画像を[パス]メニューの[ビットマップをトレース]でパスに変換できる。 作成したベクトル画像の標準の保存形式はSVGで、そのほかPostscript、EPS、PDF、TEXなどのベクトル形式で保存可能。また、[ファイル]メニューから[ビットマップにエクスポート]を選ぶことで、PNG形式の画像として出力することもできる。この際、画像の背景が透過されるので、ほかのグラフィックソフトとの連携もスムーズに行うことが可能だ。
【著作権者】Bryce Harrington 氏、Bulia Byak 氏、Jon Cruz 氏、MenTaLguY 氏 ほか
□Inkscape. Draw Freely.
|
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップページへ |