MP3音声を解析して音程をピアノロール風に表示できる耳コピ支援ソフト

縦軸で周波数、横軸で時間、色で音量を表したグラフでどの音程が出ているかを確認

「WaveTone」v1.0

曲のテンポを調べる機能も利用可能

　MP3/WAVE/Ogg Vorbis音声を解析し、強く出ている音程をピアノロール風に表示できる耳コピ支援ソフト「WaveTone」v1.0が、7日に公開された。Windows 98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　「WaveTone」は、MP3/WAVE/Ogg Vorbisファイルをスペクトル解析して、縦軸で周波数、横軸で時間、色で周波数ごとの音量を表したグラフを表示できるソフト。グラフの右側には縦に並んだ鍵盤が表示されており、周波数が音階で区切られているなど、グラフをシーケンサーソフトのピアノロール風に表示するのが特長。楽曲を“耳コピ”する際にどの音程が出ているのかを探す参考になる。

　また、横軸は秒単位のほか指定したテンポでの小節単位で区切ることが可能で、この際はファイルの再生開始点と楽曲の開始時間のずれをミリ秒単位で指定することができる。テンポが分からない場合には、楽曲を解析して曲のテンポを調べる機能も利用可能だ。

　さらに、グラフを表示した音声ファイルの再生機能を備えており、再生しながらグラフを自動スクロールできるほか、グラフの縦軸と横軸をそれぞれ拡大・縮小することも可能。また、スペクトル解析の感度をスライドバーで手軽に調節できるうえ、主な構成音ではないと思われる音をグラフから除去する機能も備える。そのほか、解析したグラフを独自形式で保存することも可能だ。

【著作権者】あっきー　氏
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0（07/02/07）