ユーザーが自由に登録・編集できる共有電話帳機能を追加した「Skype」v3.1

ユーザーが本ソフトを使った音声によるサービスを開設して課金できる機能も追加

「Skype」v3.1.0.144

“SkypeFind”

　Skype Limitedは14日、P2P技術を利用した音声チャットソフト「Skype」の最新正式版v3.1.0.144を公開した。今回の主な更新点は、ユーザーがお店などの電話番号を登録し、誰でも自由に住所や評価といった情報を編集できる共有電話帳“SkypeFind”機能が追加されたこと。

　“SkypeFind”は、メイン画面の［SkypeFind］タブから登録・検索が可能で、電話番号や店舗名、地域、住所、評価のほか、検索用のキーワードやコメントを登録できる。また、登録された電話番号などの情報は、別のユーザーでも自由に追加・編集可能だ。さらに、コンタクトリストに登録したユーザーが新たに“SkypeFind”へ追加したお店などの情報を表示することもできる。

　検索する際はキーワードのほか検索する地域や国を指定可能で、検索結果はユーザーが付加した評価や、「Skype」から固定電話へ直接電話をかけられるサービス“SkypeOut”を使って電話がかけられた回数などで並び替えられる。検索結果上では1ボタンで電話をかけられ、各情報に登録されれた検索用キーワードをもとに再検索することも可能。

　さらに新機能として、個人ユーザーでも本ソフトを使った音声チャットやビデオチャットによるサービスを開設して課金できる“Skype Prime”機能が追加された。サービスの利用料は“SkypeOut”などの支払い用に使われる“Skypeクレジット”で支払い可能で、オンライン決済サイト“PayPal”を通じでサービス提供者に支払われる。

　そのほか、テキストチャット機能で相手が文字列を入力中は、メッセージ画面の“ピクチャ”欄へ、消しゴムつきの鉛筆が動くアニメーションが表示されるようになった。相手が入力したメッセージを削除している間は、消しゴムで文字を消すアニメーションになるのが楽しい。

　本ソフトはWindows 2000/XPに対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。なお、“SkypeOut”の利用は有料で、14日現在、日本国内の固定電話へかける場合は、5.635円（税込み）の接続料金と1分あたり3.059円（税込み）の通話料金が課金される。

【著作権者】Skype Limited
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト（固定電話などへの通話は有料。接続料金5.635円（税込み）など）
【バージョン】3.1.0.144（07/03/14）