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【第298回】
2Dアクション「LET'S EAT MANY MANY TOMATOES!」反射神経を駆使して全100ステージのクリアを目指せ!
(07/04/13)
インターネット上で公開されているゲームは、大手メーカーが制作・販売している大作から、個人が趣味で制作して無料で公開しているものまで、ジャンルや価格を問わず、さまざまなものが存在している。しかし、公開されているゲームの数が多すぎて、どんな作品が存在し、どの作品が本当に面白いのかを判断できずに困っている方も多いだろう。そこで『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、障害物を避けながらトマトを入手していくアクションゲーム「LET'S EAT MANY MANY TOMATOES!」を紹介しよう。
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画面内のトマトをすべて入手するとステージクリアだ |
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水に落ちると即ゲームオーバーなので慎重な操作が必要 |
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妖精に話しかけると体力の回復とBGMの変更が行える |
操作はカーソルキーで移動し、[Z]キーを押しながらの移動でダッシュとシンプルだ。画面の右上には体力を示す“LIFE POINT”が表示されており、標準状態では3ポイントとなっている。敵に触れると1ポイントずつ減っていき、ゼロになるとゲームオーバー。そして、敵以上に注意したいのは地形によるダメージだ。溶岩に触れると2ポイント減ってしまい、川や海など水に落ちてしまうと即座にゲームオーバーとなってしまう。1マスしかない小さな水たまりでも川や海と同じ効果なので、水があるステージでは慎重な移動が必要だ。
また、後半のワールドに登場する“黄色いトマト”を入手すると、LIFE POINTを1ポイント回復できる。このほか、各ワールドのスタート地点には妖精が登場し、話しかけるとトマトを入手したときにカウントされる“TOMATOES PTS”の50%を引き換えにしてLIFE POINTを回復可能だ。ただし、TOMATOES PTSはゲームオーバーまたはゲームクリア時にスコアとして記録されるので、ハイスコアを目指すならば妖精による回復は避けたいところ。このほか、妖精はBGMを変更できるというユニークな能力をもっている。BGMは“貴方に捧げるデスマスク”などインパクトのあるタイトルが多く、一度はチェックしてみてほしい。
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動く床は乗ると矢印の方向へ強制的に移動してしまう |
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制限時間内にトマトを入手するとボーナスが発生 |
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ゲーム開始時には70体のキャラクターから主人公を選べる |
一方、クリアだけでなくハイスコアを目指すなら、慎重さに加えてスピードも要求される。各ステージには制限時間が表示され、その時間内にすべてのトマトを回収するとTOMATOES PTSに“タイムボーナス”が加算されるからだ。制限時間は10秒と非常に短く設定されている。そのため、安全な場所では積極的にダッシュを活用することが重要となる。
本作は、オープニングでトマトに関するうんちくが語られるなど、トマトへの愛情がたっぷりつまっているのが面白い。また、ゲームの開始時には70体も用意されたキャラクターから主人公が選べるのも楽しいところ。各キャラクターに能力差などは全くなく、ゲームの内容とは無関係ではあるが、好きな見た目でプレイできるのは気分的に盛り上がるだろう。手軽に楽しめて遊び心もたっぷり、タイムボーナスというやり込み要素もアリと、幅広いユーザーにオススメできる1本だ。
【著作権者】SEP 氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.21(07/04/06)
【ファイルサイズ】2.88MB
□Spare Blade
http://tomatoes.michikusa.jp/
(芹澤 正芳)
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