携帯電話でPC上の音楽をダウンロード・再生できる「Sound Portalプレイヤー」

PC用のソフトで音楽ファイルを変換し、携帯電話からは専用サイト経由でアクセス

「Sound Portalプレイヤー」v1.0.0

音楽ファイルの指定範囲を切り出して、着信メロディに変換することも可能

　携帯電話からパソコン上の音楽ファイルをダウンロードできるサーバー機能を備えた音楽プレイヤー「Sound Portalプレイヤー」v1.0.0が、16日に公開された。Windows XPに対応する年間使用料1,980円（税込み）のシェアウェアで、現在本ソフトの専用サイトからダウンロード可能。30日間の試用期間中は、携帯電話向けにファイルを変換できる回数が50回までに制限される。

　「Sound Portalプレイヤー」は、MP3/WMA/AAC/HE-AAC/Ogg Vorbis形式に対応し、ライブラリ機能を備える音楽プレイヤーソフト。Gracenote CDDB対応のCDリッピング、エンコード形式の相互変換、プレイリスト、イコライザーなど、統合型プレイヤーとして十分な機能を備えている。音楽ファイルの追加はフォルダやファイルのドラッグ＆ドロップで行えるほか、「iTunes」のライブラリを取り込むことも可能だ。

　さらに本ソフト最大の特長として、音楽ファイルを携帯電話で再生できる3GP形式へ変換し、あらかじめ登録した自分の携帯電話からダウンロードできるサーバー機能を備えている。たとえば、手持ちのCDなどから大量の音楽を本ソフトへ登録しておき、外出中などに好きな曲をダウンロードして聴くことができる。

　3GP形式への変換時は、音楽ファイル全体を変換するほかに、楽曲のサビなど任意の範囲を切り出して、着信メロディ用のファイルを作成することも可能。切り出しは波形表示上をマウスで範囲選択して行い、選択範囲の試聴にも対応している。

　携帯電話からの利用時は、専用のモバイルサイトを経由して本ソフト上の登録ファイルをダウンロードする仕組みで、これは現在のところNTTドコモとauの一部機種にのみ対応している。対応機種の一覧は本ソフトの専用サイトに掲載されているので、そちらを参照してほしい。

　また、本ソフトはSDメモリカードへ音楽ファイルを転送する機能も備えているため、外出前に聞きたい曲が決まっていれば、あらかじめSDメモリカードへ転送することで通信時間やパケット料金を節約できる。さらに、現在サーバー機能に対応していないソフトバンクの携帯電話でも、SDメモリカードを使用すれば多くの機種で本ソフトを利用可能だ。

　なお、本ソフトのサーバー機能は、固定IPアドレスやポート解放などの設定を必要とせず利用できるが、プロキシーサーバーを経由してインターネットへアクセスする環境など、一部の環境には対応していないため注意。

【著作権者】（株）リテールコム
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】シェアウェア 1,980円（税込み、年間使用料）
【バージョン】1.0.0（07/04/16）