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ペンタブレットの手書き線をきれいな曲線に変換して入力できる「SKIT」円、楕円、円弧などを各種グラフィックソフトへ直感的な操作で入力可能
「SKIT」は、ペンタブレットで描いた手書き線を解析し、歪みのないきれいな円や楕円、円弧などの図形に変換できるソフト。図形ごとに描画ツールを切り替える必要がなく、直感的な操作で各種図形を描画できるのが特長だ。「Illustrator CS2」および「Shade 8」で本ソフトを利用するためのプラグインが用意されているほか、マウス入力をエミュレートする機能も備えているため、Windows標準の「ペイント」などさまざまなソフト上で利用できる。 本ソフトで描画できる図形は、直線、円、楕円、円弧、自由曲線など計7種類。プラグインとして利用する場合は、各ソフトからプラグインを呼び出すと、ソフト上の描画領域が暗くなり、本ソフトによる入力モードとなる。この状態でペンタブレットを使用して線を引くと、手書きの歪んだ線がきれいな曲線に変換される仕組み。 このとき、手書き線の形だけでなく線の引き方も考慮され、たとえば勢いよく線を引いた場合は、手書き線の細部を大幅に省略した単純な円や直線に変換される。逆に、ゆっくりとていねいに線を引いた場合は、もとの手書き線の形を活かした自由曲線や円弧などが描画される。 入力モード中は、複数の図形を描画したり、既存の図形に重ね描きして線を修正することも可能だ。描画内容が確定したら、[Enter]キーを押せば対象ソフト側へ図形が挿入される。 また、「Illustrator CS2」「Shade 8」以外のソフトで本ソフトの機能を利用するには、タスクトレイに常駐した本ソフトのアイコンを右クリックし、メニューの[SKITをグリッド無し起動]を選択してから描画対象のウィンドウを選べばよい。そのほか、[SKITをグリッド付き起動]を選べば、入力対象のソフト上へ格子状の補助線が表示される。 なお、プラグインを利用しない場合はマウスのドラッグ操作をエミュレートして図形を描画する仕組みのため、利用するソフトや設定によっては、図形の一部が欠けてしまうことがある。
【著作権者】室蘭工業大学 工学部 情報工学科 コンピュータ知能学講座 佐賀研究室
□FrontPage - 佐賀研究室ホームページ (中村 友次郎)
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