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NEWS (07/05/17 12:20)

X01HTやW-ZERO3で天体観測が楽しめる天球図表示ソフト「TenQz」

約30万点の恒星データから天球図を生成し、星座名や星雲の表示などが可能

「TenQz」v1.1
「TenQz」v1.1
点数は限られるが銀河や星雲の画像を表示可能。また各種天体をタップすることで詳しい情報が表示される
点数は限られるが銀河や星雲の画像を表示可能。また各種天体をタップすることで詳しい情報が表示される
 Windows Mobile搭載端末で天球図を表示するソフト「TenQz」v1.1が公開された。ソフトバンクのスマートフォン“X01HT”に対応するフリーソフトだが、編集部にてW-ZERO3[es]でも動作することを確認した。現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「TenQz」は、約30万点の恒星データから天球図を生成して表示できるソフト。恒星以外にも、太陽系の惑星と月の位置をシミュレート表示するほか、点数は限られるが銀河や星雲の画像を見ることもできる。画面をドラッグすることで天球図の表示位置を移動し、星をタップすることで詳しい情報を表示可能。さらに、リストから星や星座の名前を選んだり、天体カタログのカタログ番号を入力して素早く天体を表示することもできる。

 上下のカーソルボタンにはズーム機能が割り当てられており、望遠表示と広角表示の切り替えが可能だ。同様に左右のカーソルボタンには日時の変更が割り当てられており、天球図の表示日時を過去や未来に進めることができる。なお、日時のスキップ間隔はズーム倍率と連動しており、最小1分~最大5日の間で変化する仕組み。時刻経過による星の見え方の違いはもちろん、日蝕の様子などを観察することもできる。

 アクションボタンの長押しで現在時刻にジャンプする機能も用意されているが、W-ZERO3シリーズでは機種固有の仕様により利用できない。本ソフトには豊富なキーボードショートカットが用意されているのでそちらを利用するか、W-ZERO3シリーズのアクションボタンの動作を改善するソフト「ZERO3Action」を併用するとよいだろう。

 さらに、アクションボタンには“減光”機能が割り当てられており、夜の屋外で画面が明る過ぎる場合などに、星座名や星座線といった表示項目の輝度を落とすことができて便利。そのほか作者のホームページでは、本ソフトのWindows版と約200万点の恒星データを収録したデータベースも公開されている。


太陽系の惑星と太陽、月の位置をシミュレート表示でき、日時を進めることで日蝕の様子なども観測可能   左ソフトキーには表示関連の機能が、右ソフトキーには検索関連の機能がまとめられている
太陽系の惑星と太陽、月の位置をシミュレート表示でき、日時を進めることで日蝕の様子なども観測可能   左ソフトキーには表示関連の機能が、右ソフトキーには検索関連の機能がまとめられている
検索機能では、星や星座の名前をリストから選んだり、NGC、ICの各天体カタログのカタログ番号を直接入力することで、目的の天体を素早く表示可能   検索機能では、星や星座の名前をリストから選んだり、NGC、ICの各天体カタログのカタログ番号を直接入力することで、目的の天体を素早く表示できる
検索機能では、星や星座の名前をリストから選んだり、NGC、ICの各天体カタログのカタログ番号を直接入力することで、目的の天体を素早く表示できる

【著作権者】Kusunoki 氏
【対応OS】Windows Mobile
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.1

□TenQz - 天球図 for X01HT
http://www.st.rim.or.jp/~kusunoki/TenQz/
□WindowsCE FreeWare(「ZERO3Action」の配布サイト)
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/2039/

(霧島 煌一)




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