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【第303回】
横スクロールアクションRPG「FairyAttackers」不思議な生き物“プゥカ”と協力して精霊たちを助け出せ!
(07/05/25)
インターネット上で公開されているゲームは、大手メーカーが制作・販売している大作から、個人が趣味で制作して無料で公開しているものまで、ジャンルや価格を問わず、さまざまなものが存在している。しかし、公開されているゲームの数が多すぎて、どんな作品が存在し、どの作品が本当に面白いのかを判断できずに困っている方も多いだろう。そこで『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、悪の手に捕まった精霊を救うアクションRPG「FairyAttackers」を紹介しよう。
各ダンジョンの最後に待ち受けているボスを倒すとダンジョンクリアとなり、町から新たなダンジョンへと移動可能になる。敵の攻撃や落とし穴への落下で体力がゼロになってしまうとゲームオーバーになるが、町に戻されるだけでペナルティはとくにないため、何度でも気軽にチャレンジできる。 操作は、カーソルキーで左右の移動やハシゴの上り下りができるほか、カーソルキーの上で看板などを調べたり、下で盾を出すことが可能。また、[Z]キーで射程距離の短いショットによる攻撃、[X]キーでジャンプ、[S]キーでマップの表示となる。ショットは、カーソルキーの上下と組み合わせることで、上方に向けて撃ったり、ジャンプ中に真下へ撃ったりすることが可能だ。 そして[C]キーでプゥカを呼ぶと、ミウはプゥカにつかまってさまざまなアクションを展開でき、これこそが本作のキモとなっている。まず、プゥカをつかんだ状態でジャンプすると、フワフワとゆっくり落ちていく“滑空”となり、その状態でさらにジャンプのキーを押せば“二段ジャンプ”も行える。また、プゥカをつかんだ状態でカーソルキーと[C]キーを押せば、左右と上の3方向へプゥカを飛ばすことが可能だ。二段ジャンプで高い壁を登ったり、届かないスイッチまでプゥカを飛ばして押してもらうといったアクションが、パズル要素を含むダンジョンをクリアするためのカギとなる。
このほか、町やダンジョンに設置されている“湧き水”と“石版”では、体力の完全回復やセーブができる。またダンジョンには、チェックポイントとなる“クリスタル”と、一瞬で町へ戻れる“転送石”が設置されている。一方、町にある転送石からは最後に触ったクリスタルへワープすることが可能だ。そのため、お金が貯まったらいったん町へ戻って体力をアップし、クリスタルの場所へ戻って探索再開、といった堅実なプレイができる。 敵の攻撃はそれほど激しくなく、少し慎重に操作していけば乗り越えられる程度だ。そのため、ダンジョンクリアで重要になるのは戦いではなく、プゥカの活用となる。たとえばプゥカを飛ばし、それを追いかけて画面をスクロールしないと押せないスイッチがあったりと、ちょっと頭をひねる場面も多い。どうプゥカを使えば次の足場まで移動できるかを考えるのが、このゲーム一番の楽しさと言える。 また、クリアを目指してプレイしていても、高い足場があるとプゥカにつかまってどれだけ遠くまで飛べるか試してみたくなったり、ちょっと高い場所へ二段ジャンプで飛び乗れないか何度もチャレンジしてしまったりと、用意されたアクションを楽しむだけでもついつい夢中になってしまう。隠しイベントで寄り道しながら、週末にじっくりと遊んでみてはいかがだろうか。
【著作権者】あるふぁ~秘密基地
□あるふぁ~秘密基地 (芹澤 正芳)
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