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【第304回】
ノスタルジックなシューティングゲーム「ガスト」ファミコン時代を思い起こさせる、味わい深い一作
(07/06/08)
インターネット上で公開されているゲームは、大手メーカーが制作・販売している大作から、個人が趣味で制作して無料で公開しているものまで、ジャンルや価格を問わず、さまざまなものが存在している。しかし、公開されているゲームの数が多すぎて、どんな作品が存在し、どの作品が本当に面白いのかを判断できずに困っている方も多いだろう。そこで『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、80年代のゲームをほうふつさせるシンプルで小技の利いたシューティングゲーム「ガスト」を紹介しよう。
操作はカーソルキーで自機を移動し、[Ctrl]キーでショットを発射する。スタート直後のショットは前方への単発ショットだが、ステージ中に出現するパワーアップアイテムを取ることでさまざまなタイプへ強化される。スピードアップは最大5段階で、こちらもアイテムを取ると上昇。敵本体や敵弾に当たるとミスとなり、残機がなくなるとゲームオーバーだ。また、全ステージをクリアすると新たに“SCORE ARRACK”モードがプレイ可能となり、こちらは1ミスでゲームオーバー。ノーミスでどれだけスコアを伸ばせるかを競うことになる。
パワーアップは種類が多く、2発のショットを並列に撃つ“Twin”や威力低めのショットを高速で自動連射する“MachineG”、前方に加え後方にもショットを撃つ“Back”、3方向にショットを撃つ“Wide”、敵を貫通するレーザーを撃つ“Harpoon”などがある。これらは各ステージごとに出現場所が決められており、どのパワーアップアイテムを取るかはプレイヤーの好み次第。見つかりにくい場所に強力なアイテムが隠されていることもあり、これを探すのも楽しみの1つだ。また、パワーアップアイテムはできるだけ素早く取ると高いスコアが得られるので、スコアを気にする場合は出現場所を覚えて速攻でゲットしよう。
無駄をそぎ落としつつもシューティングゲームの面白さは外さないという本作の方向性は明確で、少しプレイするだけで懐かしく心地よい手応えが感じられた。難易度も低めに設定されており、誰でもある程度は先へ進めるのもうれしい。とくにステージ最後のボスを撃破したあと、ボスのコアを撃ち続けていると“Shield”アイテムが出現し、次のステージに備えられるのは親切だ。昔ながらのシューティングゲームをプレイしたい人はもちろん、気軽に遊びたい人にもおすすめしたい。
【著作権者】Pixel 氏
□開発室Pixel (藤井 宏幸)
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