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Apple、Mac OS X標準Webブラウザー「Safari」のWindows対応ベータ版を公開ユニークな機能を備えているが、現バージョンでは日本語対応が不完全
「Safari」は、これまでMac OS X版のみが公開されていたApple製のWebブラウザー。「iTunes」同様にメタル調のシンプルなデザインで、複数ページのタブ切り替えやRSSリーダー、ポップアップ抑止などの基本機能に加え、一時的に履歴やCookie、Googleの検索結果などを保存しないようにする“プライベートブラウズ”や、Webフォームの自動入力、インクリメンタルサーチが可能なページ内検索バーといった機能を備えている。また、Webフォームのテキスト入力欄をマウスのドラッグ操作でサイズ変更することが可能。 ただし、編集部にてWindows XP/Vistaの日本語環境で試用したところ、閲覧したほぼすべてのWebサイトで日本語が表示できなかった。設定画面で表示用フォントを“MS UI Gothic”に変更したところ表示できるサイトもあったが、サイト側がフォントを固定しているページなどでは正しく表示できない模様。また、日本語の入力もできないほか、ブックマークの表示や追加の操作で強制終了するなど、現在のところ継続使用は難しい。 とはいえ、Mac OS X風のスムージング処理が施された文字表示は見やすく、タブをデスクトップへドラッグ&ドロップすると別ウィンドウで開くなどユニークな機能も備えており、Windowsでも定番ブラウザーの1つになる可能性を秘めている。今後の日本語対応に期待したい。 なお非公式な方法ながら、“Application Data”フォルダ以下“Apple Computer\Safari”フォルダに作成された本ソフトの設定ファイル“WebKitPreferences.plist”をテキストエディターで開き、[WebKitCursiveFont] [WebKitFantasyFont] [WebKitFixedFont] [WebKitSansSerifFont] [WebKitSerifFont] [WebKitStandardFont]の値をすべて“MS UI Gothic”に変更すると、多くのページで日本語表示が可能になることを編集部にて確認した。ただし、この方法での動作は一切保証されていないため、自己責任で試してほしい。
【著作権者】Apple Inc.
□アップル - Safari 3 パブリックベータ (中村 友次郎)
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