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【第307回】
横スクロール型メカアクションゲーム「GUN ARMS」重厚感あふれるロボットを操って敵を撃破せよ!
(07/06/29)
インターネット上で公開されているゲームは、大手メーカーが制作・販売している大作から、個人が趣味で制作して無料で公開しているものまで、ジャンルや価格を問わず、さまざまなものが存在している。しかし、公開されているゲームの数が多すぎて、どんな作品が存在し、どの作品が本当に面白いのかを判断できずに困っている方も多いだろう。そこで『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、重厚感あふれる人型ロボットによる撃ち合いが楽しいメカアクションゲーム「GUN ARMS」を紹介しよう。
ダッシュと滞空を駆使して敵を倒そう
それぞれのステージ構成も凝っており、たとえばステージ2は移動する列車上での戦いで、列車から落ちてしまうと即ゲームオーバー。またステージ3ではブースターがオーバーヒートしてしまったという設定で、ダッシュが使えなくなるなどユーザーを飽きさせない。自機が敵や敵弾に当たると体力ゲージが減っていき、ゼロになるとゲームオーバーとなる。コンテニューは2回まで可能だ。 自機の移動はカーソルキーの左右で行い、同じ方向へ連続で2回入力するとダッシュとなる。ダッシュ中はキーを押し続けている限り高速移動が可能だ。また、カーソルキーの上を2回連続で押すか[Ctrl]キーでジャンプとなり、ジャンプ中もダッシュが可能。[Z]キーは遠距離武装による射撃で、押し続けると連射できる。遠距離武装はカーソルキーの上下で撃つ方向を変えることができ、さらに[X]キーを押し続けると射撃方向を固定させられる。射撃方向の固定は、移動しながらの射撃や空中に浮いている敵に対して有効だ。 また[C]キーは、射程が非常に短い代わりに威力の高い近距離攻撃となる。敵を後ろにのけぞらせて動作を遅らせる“ノックバック”効果もあり、メリットは多い。[S]キーは敵のほとんどの攻撃を無効化する“ガード”となる。ガードは強力な反面、機体が地上に接地しているときしか発動できず、発動中は身動きできないのが難点だ。なお、空中で[S]キーを押すとガードではなく“滞空”となり、カーソルキーで空中を自由に動き回れる。ただし、空中でのダッシュや滞空は“ブーストゲージ”を消費し、ゲージがゼロなると地上に落下してしまう。ブーストゲージは着地すると自然に少しずつ回復していく。 標準で装備している武装は、遠距離がマシンガンの“リボルバーキャノン”、近距離がストレートパンチの“フィールドパンチ”となっている。武装は、ステージ内のブロックを破壊すると登場するアイテムにより変更が可能だ。追加の遠距離武装は敵を自動的に追尾する“ミサイルポッド”、連射性の高い“ガトリングキャノン”、敵や障害物を貫通する“ビームキャノン”など計6種類が用意されている。これらの追加武装には弾数制限があり、弾を使い切ると標準装備のリボルバーキャノンに戻る仕組みだ。
一方の近距離武装では、鋼鉄の杭を打ち込む強力な“パイルバンカー”、威力は低いが攻撃の持続時間が長い“ドリル”という2種類の追加武装が用意され、新たにアイテムを取得するまで同じ武装を使い続けられる。
確実なガードが攻略のカギプレイするうえで知っておきたいテクニックの一つが“ディレイキャンセル”。近距離攻撃は、繰り出したあとに硬直するという弱点をもつが、硬直時間中にダッシュを行うと硬直をキャンセルし、瞬時に動けるようになる。近距離攻撃を連続ですばやく叩き込みたいボス戦で重宝するテクニックだ。もう一つは“手動リロード”。リボルバーキャノンは弾数が無制限となっているが、40発ごとに弾のリロードが発生してしまう。しかし、リロード中に射撃ボタンを離すと瞬時にリロードが完了し、すぐに射撃を再開できる。
各ボスの装甲は厚く、しっかりとガードを固めて攻撃パターンを読まなければなかなか倒せないなど、やりごたえはバツグンだ。また、ステージはリアル系の3Dグラフィックにより戦場を彷彿とさせる緊張感が演出され、メカアクション好きにはたまらない雰囲気をもっている。ロボットの重厚感とダッシュによるスピード感の両方を兼ね備えており、敵に迫りながら近距離攻撃を叩き込むのはたまらなく快感だ。操作に慣れてくると、滞空しながらの射撃など高度なテクニックも使いこなせるようになり、プレイすればするほど味が出てくるのも魅力。筆者オススメの1本だ。
【著作権者】Straβe Neun
□Straβe Neun [ GUN ARMS ] (芹澤 正芳)
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