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少女たちの冒険を描く2DアクションRPG「フォーチュンサモナーズ」のβ版が公開剣士と魔法使いを切り替えて操作し、連携プレイでダンジョンの奥を目指そう
「フォーチュンサモナーズ -アルチェの精霊石-」は、ファンタジー世界で少女たちの冒険を描く横スクロール型の2DアクションRPG。2Dアクションゲーム「みならい魔法使いフワルの冒険」「ふしぎな森のポコラ」の制作元で、練り込まれたゲーム性と細部まで描き込まれたドットグラフィックが評価されているリズソフト(旧名、メルケンソフト)の約3年ぶりの新作となる。 主人公の“アルチェ”は剣士にあこがれる女の子。引っ越してきた町の魔法学校で友達になった、水属性の魔法を使える少女“サナ”と共に、魔法を使うための石“精霊石”を求めて冒険を繰り広げていく。剣士と魔法使いの連携によるパーティ戦闘が、本作の醍醐味の1つとなっている。 パーティを組んでいる間は、操作するキャラクターをいつでも切り替え可能。また、操作していないキャラクターはコンピューターが操作し、攻撃・回復・支援など適切な行動を取ってくれる。このとき操作キャラクターを援護するか個別に戦うかといった設定や、魔法の使用頻度などをキャラクターごとに指定でき、さらに操作キャラクターを援護するときのフォーメーションも変更可能。コンピューターに操作を任せきりでも十分頼りになるため、剣士と魔法使いのいずれかの操作を極めるのも、頻繁に操作キャラクターを切り替えて完璧なパーティー戦闘をこなすのもプレイヤーの自由だ。 操作方法はキャラクターごとに異なり、アルチェは[Z]キーで抜刀したのち、[X]キーと方向キーの組み合わせでさまざまな剣技を繰り出せる。基本となる“斬り”のほか“突き”“斬り上げ”“回転斬り”などの剣技があり、それぞれ攻撃範囲やスピードが異なる。本作では序盤のザコ敵から結構手強く、やみくもに剣を振るうだけではなかなか勝てない。剣技ごとの間合いをつかみ、状況に応じて使い分ける判断が必要だ。 また、レベルアップによりジャンプ中の“下突き”など、新たな剣技が使えるようになる。これらの剣技を組み合わせて、自分なりの連続技を編み出すのも楽みの1つだ。そのほか抜刀が間に合わないときにも使える“ジャンプキック”や、前転・バック転といった回避技も用意されており、対戦格闘ゲームばりの高度なアクションを楽しめる。
魔法使いのサナを操作するときは、まず[Z]キーで使用する魔法を選ぶ。その後[X]キーを長押しするとキャラクターの周りに魔法陣が展開するので、展開完了後に[X]キーを離すと魔法が発動する。発動前に敵の攻撃を受けると発動が失敗してしまうので、後退して敵から離れたり、アルチェに操作を切り替えて敵を蹴散らしてから魔法陣を展開するのがセオリーだ。 冒険の舞台は野外から、洞窟などのダンジョンへと移っていく。野外のフィールドでは、多重スクロールで奥行きを表現した背景が美しい。ダンジョンには重い物を押して動かせるアルチェの能力を使う仕掛けなども用意されており、奥にはボスが待ちかまえている。 本β版では物語の序盤をプレイ可能でパーティのメンバーも限られているが、作者サイトでは巨大な飛竜との戦闘シーンや、もう1人の魔法使い“ステラ”が放つ火属性の強力な攻撃魔法など、今後の展開を期待させるスクリーンショットが公開されている。秋に予定されている製品版が楽しみな一作だ。
【著作権者】リズソフト
□Lizsoft Official Web Site【リズソフト】 (中村 友次郎)
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