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NEWS (07/07/31 18:25)

棋譜を自動解析して良手・悪手を判定できる将棋ソフト「K-Shogi」v2.4.00

対局できるコンピューターは8段階の強さと9パターンの戦型を備えている

「K-Shogi」v2.4.00
「K-Shogi」v2.4.00
 棋譜の内容を自動で解析できる将棋ソフト「K-Shogi」v2.4.00が、14日に公開された。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP/Vista対応のフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「K-Shogi」は、棋譜を解析して、指した手の良し悪しや定跡か否かの判定ができる将棋ソフト。解析は対局中の棋譜と、各種将棋ソフト共通形式のKIFファイルから読み込んだ棋譜に対して実行可能。解析に利用する思考エンジンは、“第17回世界コンピュータ将棋選手権”で40チーム中7位に入ったv2.3.00をバージョンアップしたもの。

 解析方法は複数用意されており、[定跡表示]では、指した手が定跡にあたるかどうかを本ソフトのデータベースから判定できる。データベースには新たに登録も可能。また、[棋譜解析]では定跡かどうかの判定とともに、“疑問手”や“悪手”の判定も表示できる。さらに、対局中や棋譜を表示した際に、“評価値グラフ”でどちらが優勢かを1手ごとに確認できる。そのほか[次の一手回答]や[詰め将棋回答]も利用可能だが、この場合は「Kifu for Windows」などのほかのソフトを経由してデータを入力する必要がある。

 解析結果をふまえて任意の局面を見直すこともできる。リスト形式で表示された棋譜から任意の局面へジャンプしたり、ツールバー上のボタンで1手ずつまたは10手ずつ局面を戻る・進むといった操作が可能。移動した局面では、戦況を確認できるだけでなく、その状態から再対局することもできる。

 コンピューターとの対局モードには8段階の強さや9パターンの戦型、11種類の開始局面などが用意されている。「CSA将棋」形式のプラグインに対応しているので、たとえば2006年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝した「Bonanza」などのほかの将棋ソフトに使用されている思考エンジンを、本ソフトに組み込んで対局できる。また、TCP/IP通信を利用したユーザー同士の対局も可能。


【著作権者】STUDIO-K
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP/Vista
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.4.00(07/07/14)

□STUDIO-K
http://www.geocities.jp/studio_k32/
□柿木の将棋ソフトウェア(「Kifu for Windows」作者のホームページ)
http://homepage2.nifty.com/kakinoki_y/
□都万の部屋(「CSA将棋」作者のホームページ)
http://www2.ttcn.ne.jp/~tsuma/
□コンピュータ将棋協会(“世界コンピュータ将棋選手権”主催者のホームページ)
http://www.computer-shogi.org/
□窓の杜 - Bonanza
http://www.forest.impress.co.jp/lib/game/puzzle/tblegame/bonanza.html
□窓の杜 - 【NEWS】世界コンピュータ将棋選手権で優勝したフリーの将棋ソフト「Bonanza」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/05/17/bonanza.html

(橋本 崇史)




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