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NEWS (07/08/10 17:55)

MIDI・オーディオ機器やVSTプラグインなどを自由に組み合わせて演奏・録音

複雑な接続も可能で、アイデアしだいでさまざまな使い方ができる

「Maize Studio」v1.0
「Maize Studio」v1.0
 複数のMIDI・オーディオ機器やVSTプラグインなどを自由に組み合わせて演奏・録音できるソフト「Maize Studio」v1.0が、7月30日に公開された。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作にはASIOドライバーに対応したオーディオインターフェイスが必要。

 「Maize Studio」は、MIDI・オーディオ信号を仮想的なケーブルでつなぐようにソフト上でルーティングできるソフト。MIDI・オーディオプレイヤーやオーディオレコーダーのほか、WAVEファイルを利用した簡易サンプラー、ミキサーといった仮想オーディオ機器を備えている。さらに、複数のVSTインストゥルメントやVSTエフェクトを接続することも可能で、これらを自由に組み合わせることでさまざまなシーンに利用できる。

 たとえば、1台のパソコンをMIDIキーボードの音源および生楽器のエフェクターとして同時に利用したり、MIDIファイルのトラックごとに異なるVSTインストゥルメントに接続して再生するといった使い方ができる。

 画面は2ペインに分かれており、左ペインにはMIDI機器やVSTプラグインなどが付箋のように表示され、右ペインには各種機器やプラグインの設定画面がウィンドウ表示される。MIDI機器やプラグインなどの接続は左ペインで行え、付箋の上下に表示された入出力を表す正方形のマーク同士をマウスでドラッグすると仮想ケーブルがつながる仕組み。また、接続の状態を保存することも可能だ。

 さらに、MIDI・オーディオ信号を複数の仮想オーディオ機器に分配する機能や、MIDIキーボードの指定ノートを境にMIDI信号の接続先を分岐させる機能を備えており、設定しだいではかなり複雑な接続もできる。

 たとえば、MP3ファイルを再生しながら、MIDIキーボードの高音部をシンセ音のVSTインストゥルメント、低音部をベース音のVSTインストゥルメントに接続し、ベース音にはVSTエフェクトでディストーションをかけて演奏。同時に各VSTインストゥルメントの音を個別録音しつつ、全体のミックスも録音するといった複雑な作業をこなすこともできる。


【著作権者】Maize Company
【対応OS】Windows XP以降
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0(07/07/30)

□Welcome to Maize Company
http://www.maizesoft.cn/

(長谷川 正太郎)




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