デスクトップ画面上の色を言葉で表現したいときに便利な「あの色は…」

“紅樺色”“勿忘草色”“カーマイン”など、JIS慣用色で定義された色名を表示

「あの色は…」v2.04

　デスクトップ画面上の色と近似した、日本語の色名を表示してくれるカラーピッカー「あの色は…」v2.04が公開された。Windows XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　デスクトップ画面上の色を人へ伝えたいとき、原色に近いハッキリした色であればすぐに色名を思いつくが、デジカメで撮影した風景写真の美しさを伝えたい場合に、自然が作り出した繊細な色を言葉で表現できないこともあるだろう。そこで「あの色は…」を利用すれば、デスクトップ画面上の任意の場所から取得した色を、日本語の色名へ変換してくれる。

　まず、ウィンドウ右下にある［取得］ボタンをマウスクリックで押したまま、デスクトップ上の任意の場所へマウスカーソルを移動してクリックを離そう。すると、マウスカーソル下の色がウィンドウ内に大きく表示されるので、あとは［近似］ボタンを押せば、取得した色と近い日本語の色名を表示してくれる。

　このとき、2つある［近似］ボタンのうち、左側のボタンを押すと“紅樺色”“勿忘草色”といった漢字表記の色名を、右側のボタンを押すと“カーマイン”“シアン”といったカタカナ英語表記の色名を表示できる仕組み。

　なお、本ソフトの色識別はJIS慣用色で定義された267色に基づいているため、色と色名の組み合わせが一般的なイメージとは一致しないことがある。たとえば、JIS慣用色の“黒”はダークグレーに近いなど、JIS慣用色は一般的なイメージよりも全体的に淡いことを踏まえて本ソフトを利用しよう。

【著作権者】Gardenia　氏
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.04