パソコンのTV録画と連動して外部チューナーのチャンネルを自動制御

アナログTVキャプチャーカード＋外部チューナーによる地デジ録画時の苦労を解消

録画フォルダを監視し、ファイル名をもとにリモコン信号を送信して外部チューナーを操作する

利用にはまずリモコンの学習が必要

　パソコンでTV録画時に、外部チューナーのチャンネルを自動制御する録画支援ソフト「Digital Television Tuner Control」v1.0.0.2が公開された。Windows XPに対応するフリーソフトで、現在ベクターのライブラリページからダウンロードできる。動作には.NET Framework 2.0以降が必要。

　地上デジタル放送の開始に伴い、従来のアナログ用TVキャプチャーカードでデジタル放送を録画するには、デジタル対応の外部チューナーとの連携が必須となっている。具体的には、パソコン側での録画予約と同時に、外部チューナー側でも同じ予約設定が必要だ。

　こうした手間を省くため、バッファローからパソコンで制御可能な学習リモコン“PC-OP-RS1”が発売されているが、パソコン録画と連動して外部チューナーを制御する機能は、同社の録画ソフト「PCastTV2」でのみ利用可能となっている。そこで「Digital Television Tuner Control」を導入すると、録画ファイル名を任意に設定できるタイプのあらゆる録画ソフトと連携が可能になる。

　本ソフトは、録画ソフトが録画を開始して動画ファイルが作成されるのを監視し、ファイル名に付加されたチャンネル番号などをもとに外部チューナーへリモコン信号を送信する仕組み。そのため録画ソフト側では、本ソフト独自の規則に基づいたファイル名を付ける必要がある。たとえばBS9チャンネルを録画したい場合なら、“RC1[BS_BT9]番組名.mpg”となる。

　本ソフト側では監視対象のフォルダや拡張子などを設定し、リモコンに外部チューナーのボタンを学習させよう。あとはタスクトレイに常駐しておけば、作成されたファイル名に基づき［BS］［9］といったリモコンのボタン操作が自動で行われる。

【著作権者】runatic_fairy　氏
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0.0.2