NEWS （07/09/19　16:35）

「噴射式トランスデューサ」v1.0.0.1

演奏画面

　マウスカーソルの位置で音が変わる前衛的なエフェクターソフト「噴射式トランスデューサ」v1.0.0.1が、5日に公開された。Windows XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、作者によると動作には“Core 2 Duo”以上のCPUと1GB以上のメモリを搭載した環境を推奨するとのこと。

　「噴射式トランスデューサ」は、マイクからの音声入力や指定したWAVEファイルの音をリアルタイムで変化させるエフェクターソフト。マウスカーソルの位置をもとにエフェクターのパラメーターを調節できるのが特長で、マウスカーソルを動かすだけで直感的に音色を変化させられる。また、エフェクトをかけた音をWAVEファイルに保存することも可能。

　利用できるエフェクターのパターンは20種類あり、どれも入力された音がわからなくなるほど音を劇的に変化させるためマスタリングなどの用途には向かないが、ライブパフォーマンスなどで効果音として利用すると楽しいだろう。

　たとえば、パターン“リズミカルなディレイ（８ビート系１）”では入力された音に対して、あらかじめ指定したテンポに従い一定のパターンでディレイがかかる。マウスを縦に動かすとレゾナンスのかかり具合が、横に動かすとフィルターのかかる周波数が変化する。

　また、エフェクターの中には音の入力を必要とせず、内部で音を生成するものも含まれている。たとえばパターン“波しぶき”では、海鳴りのような音が生成され、マウスを縦に動かすと波打ち際までの距離が、横に動かすと波の激しさが変化する仕組み。

【著作権者】鼻クローン　氏
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0.0.1（07/09/05）

□Hanac200x
http://www.hanac200x.jp/

（長谷川 正太郎）