W-ZERO3の利用パケット数を監視できるパケットカウンター「パケ☆すた」

各種料金プランに応じた利用料金の自動算出や利用パケットのグラフ表示にも対応

「ぱけ☆すた」v0.9.1.1

設定画面ではあらかじめ各種料金プランがプリセットされており、利用中のプランを選択するだけで料金を自動算出してくれる

　W-ZERO3で利用できるパケットカウンター「パケ☆すた」v0.9.1.1が、9月26日に公開された。Windows Mobile 5.0/6に対応するフリーソフトで、編集部にてAdvanced/W-ZERO3[es]で動作を確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作には.NET Compact Framework 2.0以降が必要だが、Windows Mobile 6搭載端末の場合はあらかじめ導入済みのため、改めて導入する必要はない。

　「パケ☆すた」は、Windows Mobile端末の利用パケット数を監視する、常駐タイプのパケットカウンターソフト。料金プランに応じた利用料金を算出する機能や、利用パケット数のグラフ表示機能、利用パケット数を監視して警告するアラート機能などを備えている。アラート機能では、指定パケット数超過時のほか、一定パケット到達ごとに警告を出すことも可能だ。

　本ソフトには、ウィルコムやソフトバンクなど、スマートフォンを販売する通信キャリアの各種料金プランがプリセットされており、設定画面でプランを選択するだけで簡単に利用できる。ウィルコムの“データ定額”のような2段階料金制のプランにも問題なく対応するほか、手動によるパケット単価の設定もできるので、新たな料金プランが登場した場合にも対応可能だ。

　現在では各キャリアともパケット定額サービスを用意しているので、昔ほどはパケット数を気にする必要はなくなったが、たとえばW-ZERO3シリーズなら、完全定額制のプランから従量制だが安価な“パケコミネット”や2段階料金制の“データ定額”への移行を検討する際などに便利に利用できるだろう。また完全定額制プランの利用時に、日々のパケット数や従量制にした場合の料金をチェックすることで、定額制の喜びをかみしめるのも一興だ。

　なお本ソフトでは、無線LANやActiveSync接続の通信は監視対象から除外されるが、メールの利用パケットを別カウントすることはできないため、“ウィルコム定額プラン”のようにメールが無料のプランでも、メールの利用パケットが料金算出対象に含まれてしまう点は注意が必要だ。作者サイトの注意書きにもある通り、本ソフトの計測結果はあくまでも目安として、各人の判断に基づいて利用しよう。

数値表示のほかにグラフ表示も可能だ。棒グラフが毎日の使用パケット数を、線グラフがその月の利用総計を表している

【著作権者】いっちゅう　氏
【対応OS】Windows Mobile 5.0/6
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.9.1.1（07/09/26）