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W-ZERO3をモデム代わりに“iPod touch”でどこでもWebブラウズ「ZEROProxy」W-ZERO3をPCのワイヤレスモデムとして使うことも可能
9月に発売されたiPodの最新機種“iPod touch”はWebブラウザー「Safari」を搭載し、無線LANを利用したWebブラウズが行えるが、無線ダイヤルアップ機能は備えていないためWebブラウズできる場所が限られている。そこで「ZEROProxy」を利用すれば、アドエスなどの無線ダイヤルアップ機能と無線LAN機能を搭載したWindows Mobile端末を経由して、さまざまな場所でWebブラウズが可能となる。 本ソフトは、Windows Mobile端末上でHTTPプロキシーサーバーとして動作し、無線LANを介してiPod touchへとダイヤルアップ接続を中継する仕組み。たとえばアドエスをモデムにする場合、まずアドエスとiPod touchを無線LANのアドホックモードで相互接続する。続いてアドエス側で本ソフトを起動したのちiPod touchでWebアクセスを行うと、アドエスが自動的にダイアルアップ接続を開始し、iPod touchからのWebブラウズが可能となる。 なお、利用にはアドホック接続のためのIP設定や、iPod touch側でのHTTPプロキシー設定などが必要となる。具体的な接続手順に関しては、作者サイトや有志による解説ページを参考にするといいだろう。 また、ここでは例としてiPod touchを取り上げたが、実際には無線LANのアドホック接続とHTTPプロキシーが利用できる端末なら何でもOKだ。たとえば、W-ZERO3シリーズはBluetoothを搭載していないため、ノートPCの外付けモデムとして利用するにはUSBによる有線接続が必要だったが、本ソフトを使うことでBluetoothモデムならぬ“無線LANモデム”として利用できる。このように、工夫次第でさまざまな可能性を秘めたソフトと言えそうだ。
【著作権者】伊勢 シン 氏
□伊勢的新常識 - 伊勢的新常識 (霧島 煌一)
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