「BunBackup」作者サイトで“専用バックアップソフト作ります！”企画が開催中

個人のフリーソフト・シェアウェア作者向けに専用バックアップソフトを無償開発

本企画のサンプルとして公開されている「Outlook Express 6」専用バックアップソフト

　定番バックアップソフト「BunBackup」の作者であるNagatsuki氏は14日、フリーソフトやシェアウェアを開発している個人作者向けに、無償で専用バックアップソフトを開発する企画“専用バックアップソフト作ります！”の開催を発表した。

　定期的なデータバックアップの必要性というのは誰もが感じていることだが、Windowsではさまざまな場所にデータが分散して保存されており、ある程度Windowsに詳しくないと、自分がバックアップしたいファイルがどこにあるのか分からないこともある。そのため、バックアップの必要性は分かっていても、ついつい敬遠してしまうユーザーも多いのではないだろうか。

　そこで「BunBackup」には、バックアップしたいデータや設定をソフト名などで指定し、実際のパス指定を省略できる機能が備わっているが、対象ソフトは限られている。今回の企画は、この省略機能の考え方をさらに押し進め、より多くのユーザーが手軽にデータをバックアップできることを目的に開催されたものと言えそうだ。

　具体的には、ソフト開発者側が提供する設定ファイルやデータフォルダのパス情報をもとにして、Nagatsuki氏がそのソフト専用のバックアップソフトを作成する。作成されたバックアップソフトは、バックアップ対象のソフトに同梱して配布することが可能だ。

　このバックアップソフトはシンプルなダイアログ型で、ユーザーはバックアップ先を指定し、バックアップしたい項目をチェックボックスで選ぶだけでよい。あとはワンクリックでデータをバックアップできるほか、バックアップしたファイルの復元機能も備えている。

　ソフト開発者は、定評ある「BunBackup」のエンジンを利用して、最低限の手間で自ソフト専用のバックアップ機能をユーザーへ提供できるようになる。バックアップソフト作成の依頼方法や注意点といった本企画の詳細は、Nagatsuki氏のWebサイト内に開設された企画ページを参照してほしい。

　なお、本企画はあくまでフリーソフトやシェアウェアの作者が対象であり、一般ユーザーが自分の環境に合わせたバックアップソフトを作成してもらえるというものではないため注意。