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「Firefox」v2ベースに生まれ変わった「Netscape Navigator」v9.0が正式公開あとで読みたいページのリンクを一時保管できる“Link Pad”サイドバーが便利
「Netscape Navigator」は、「Firefox」v2をベースに、さまざまな便利機能を搭載したWebブラウザー。「Firefox」v1をベースとしながらも独自のユーザーインターフェイスを備えていた前バージョン「Netscape」v8とは異なり、標準のテーマが異なる以外はほぼ「Firefox」v2そのままの使い勝手となっている。また、「Firefox」v2用の拡張機能も利用可能。 本ソフトならではの機能としては、Webブラウズ中にあとで読みたいページのリンクを一時保管できる“Link Pad”サイドバーが便利。このサイドバーへWebページ上からリンクをドラッグ&ドロップすると、リンクのアンカー文字列がリストに登録される。リスト上の項目をクリックするとリンク先のページを表示するとともに、リストからは項目が消える仕組みだ。また、本ソフト終了時もリストは保持される。 そのほか、アドレスバーや[戻る][進む]ボタンつきのミニブラウザーをサイドバーへ表示する機能や、Webフォームのテキスト入力欄をマウスのドラッグ操作でサイズ変更する機能、OPML形式によるライブブックマークのインポート・エクスポート機能、ステータスバーへ世界各都市の天気予報を表示する機能、“www.microsoft.comm”といったURLのミスタイプを修正する機能などが搭載されている。 また、タブの挙動に関して、「Firefox」標準の設定画面よりも細かい設定が可能。たとえば、ブックマークや検索バーからページを開くときに、新規タブで開くかどうかを個別に設定できる。そのほか、タブを1つしか開いていないときにタブを閉じてもソフト自体を終了せず空のタブを表示するなど、使い勝手の改良も施されている。 「Firefox」とプロファイルは独立しているうえ「Firefox」との同時起動も可能なので、片方は軽快動作するように、もう一方は多機能にカスタマイズして使い分けるのもよいだろう。ちなみに、本ソフトに搭載されている便利機能のほとんどは「Firefox」でも拡張機能を導入することで再現可能だが、現在のところ“Link Pad”サイドバーは相当する拡張機能が存在しない模様。この機能に魅力を感じるなら、「Firefox」からの乗り換えも十分検討に値する。 なお、6月に公開されたBeta 1からの主な変更点は、“Netscape.com”の各種サービスとの連携機能が削除されたこと。日本のユーザーにとってはほとんど意味のない機能だったので、より気軽に使えるようになったと言えるだろう。
【著作権者】Netscape Communications Corporation、Contributors to the Mozilla Foundation
□Main :: Netscape Navigator Web Browser (中村 友次郎)
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